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バス釣りと風の関係を徹底解説!強風時に使うべきルアーと釣り方も
- 風が吹いている日にバスは釣れない?
- 強風時のバス釣りのコツを知りたい
- 「風が吹いたらスピナーベイト」といわれるのはなぜ?
こういった疑問に答える記事です。
風が吹いている時ってバスは釣れるの?と疑問に思われる方も多いでしょう。
特に冬や春は風が強くなる日が多く、その度に「風が強いのは勘弁してくれ」と思う事はしょっちゅうあります。風が強いとルアーを飛ばしにくくなったり、バックラッシュしやすくなりますからね。
ただし、それは釣り人としての感想であり、むしろバス釣りにとって風はプラスの要素になることがほとんどなんです。
今回の記事では
- なぜ風が吹くとバスは釣れるのか?
- どんな風良いのか?
- 風が吹くとどこにバスが集まるのか
- 強風の日はどんな釣り心がけるべき?
- 風が吹いたときにどんなルアーを使えば良いのか
をテーマに紹介していきます。風を味方につけて、バスをガンガン釣っていきましょう!
風で水面が波立っている時には、偏光サングラスが便利です。水面の乱反射を抑えて、ストラクチャーや魚影など水中の様子を鮮明に知ることができます。
なぜ風が吹くとバスが釣れるようになるの?
そもそも風の日にバスは釣れるの?と思う方も多いと思いますが、結論からいうと釣れます。
「風が吹くとバスが釣れる」というロジックの始まりは、水中のプランクトンです。小さなプランクトンは、風によって起きた水流で簡単に流されてしまいます。
流されたプランクトンを追って、バスのエサとなるベイトフィッシュたちが活発に動き始めます。
さらに、そのベイトフィッシュたちを追ってバスの活性も上がり、ルアーに積極的にアタックしてくるというわけです。
また、風が吹くと天敵である鳥の活動も鈍るほか、波だった水面が姿を隠してくれるので、バスの警戒心が下がるという効果もあります
それらの要素が重なり、バス釣りにとって好条件となるわけです。
どのような風が釣れる?
さて、風といってもバス釣りに向いた強さの風というものがあります。
一番良いのは、水面が軽く波立つ程度の穏やかな風です。
風が強すぎるとプランクトンが拡散し、それを追ってベイトフィッシュやバスも広範囲に散ってしまいます。狙うべきポイントを絞ることができず、釣りの効率は下がってしまうのです。
強すぎず弱すぎずという穏やかな風なら、プランクトンもベイトフィッシュも一箇所に留まり、バスを狙いやすくなります。
風が吹くとバスがどこに集まるか?
風によって流されたプランクトンによってベイトフィッシュやバスたちが集まる場所があります。
それが、ワンド(入り江)です。
上の写真のように、岸と水が入り組んだ地形に、流されたプランクトンが溜まりやすくなります。穏やかな風が吹いている日には、こうした場所にバスも集まってきます。
ワンドがない釣り場では、風に流されたゴミが溜まっているポイントも狙い目です。こうした場所もバスの狩場になっている場合があります。ゴミの下がシェードになっており、バスの警戒心も低い場合が多いです。
風が吹いている日の釣り場では、
- どの方向から風が吹いているか
- どこに風が当たっているか
という点をしっかり見て、効率よくバスの居場所を探していくのがコツですね!
ワンドの攻略法については別の記事でも書いていますのでご覧ください。
風が吹いたときにおすすめルアーは何?
風が吹いた時に使うべきルアーは、ずばりスピナーベイト一択です。
「風が吹いたらスピナーベイト」という言葉があるくらい、風でプランクトンが流され小魚が集まっている場所にはスピナーベイトがよく効くんですね!
なぜ風が吹いたらスピナーベイトなのかいうと、
- 濁り気味の水中でも、しっかりとバスにアピールできる
- 細かいアクションのいらない巻物系なので、風の中でもアタリが取りやすい
ですね。
スピナーベイトは根がかり回避性能も高いので、ゴミ溜まりにもどんどん投げられるのもポイントです。私のおすすめは、重さ1/2oz〜3/4ozのブレードが大きめのスピナーベイトですね。
「スピナーベイトをまだ使ったことがないよ」という方は、以下の記事も参考にしてみてください。
強風の日はどのように釣れば良い?
では、強風の場合にはどのように狙っていけば良いでしょうか。風が強い日のバス釣りにもコツがあります。
風が当たりにくい場所を選ぶ
風の穏やかな日であれば、流されたプランクトンやベイトフィッシュが溜まりやすいワンド状の地形がおすすめですが、強風の場合は逆に風の当たりにくい場所を選びましょう。
強すぎる風はプランクトンを散らしてしまい、ベイトフィッシュも特定の場所に留まりません。それを追うバスも、エサを探して回遊するために、ポイントを絞りづらくなります。
強風の場合にはキャストしやすい風の弱いポイントを探して釣りをするのが良いでしょう。
風の流れに沿ってキャスティングする
風の強い日には、風の流れに逆らわず、追い風でキャスティングすることが大切です。
向かい風や横風でのキャストは、ルアーが飛ぶにくいだけでなく、バックラッシュの原因にもなってしまいます。
風を背中に受ける形でキャストすれば、風の力も加わり飛距離が稼げます。回遊しているバスを広範囲に探れるので一石二鳥ですね。
できる限り風の弱い場所を探しつつ、最後は風の力を利用して攻めるようにしましょう。
空気抵抗が少ないルアーを選ぶ
あまりに風が強い日は、空気抵抗が少ないルアーを選ぶのが良いでしょう。例えばバイブレーションや、ワームであればセンコーのようなスティックベイトがおすすめです。
「風の日はスピナーベイト」と言われるように、本来であればスピナーベイトを使いたいところですが、強風ではキャストが難しくなります。そんな時には、代わりに重量感のあるバイブレーションやスティックベイトで攻めるようにしましょう。
強風の中でのバス釣りは以下の記事でもまとめているので参考にされてください。
まとめ
今回の記事では、「風が吹いている日にもバスは釣れるの?」というテーマで解説しました。
重要なポイントをまとめると、
- 風が吹くことによって、プランクトンが流される
- 流されたプランクトンを追ってベイトフィッシュ(小魚)が集まってくる
- ベイトフィッシュを追って、活性の高いバスがワンドに集まる
- 結論、風の日はワンドでバスを狙おう
- ルアーはスピナーベイトがおすすめ
です。
風を味方につけて、ぜひワンドに溜まったバスを狙い撃ちにしてみてください。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (2件)
まさぽんさん、こんにちは。
前回もアドバイスありがとうございました。
これまでクリアウォーターではコンパクトスピナーベイトを主力にしていましたが、これからは目的に合わせてフォルムやブレードが大きいものも積極的に起用してみますね。
まさぽんさんは最近はいかがお過ごしですか。
私は5連休の少し前から近所の河川にある新しいエリアに通いこんでいます。
そこでは地形や水の透明度的に、居付きの魚を狙うというよりも、回遊の魚が差してくる条件を研究するべく、朝/夕マヅメや雨の日、南風の強いとき(youtubeで3月下旬の非常に南風が強かった日に47センチのスモールマウスバスがそこで上がる動画を見たため)など条件が良さそうな時間帯を狙って赴いています。
昨日は人生で初めてスピナーベイトに体高のある40センチくらいのスモールマウスバスが突進してきたのですが、スピナーベイトが足下まで帰ってきてしまうまで僅かに間に合わず、バイトには至りませんでした。
昨日は大潮後ではありましたが、体高のある元気な魚だったので、恐らくは産前か、あるいはいち早く産後から回復した個体で、スポーニングの影響が少ない個体だったのだと思います。
件のバスは私が狙っていた岩陰とは異なる、かなり離れた場所から飛び出してきた個体だったので、スピナーベイトの集魚力に驚くと共に、一撃必殺のルアーである事の難しさも感じられました。
(余談ながら、今年生まれの豆バス達が私の投げたDゾーンフライに興味を持ち、後に続いて私の足下までパレード行進をしてくれた場面もありました。
狙っていたわけではないのですが、とても和みました(笑))
さて、今回の質問です。
(1)川の流れに順じた風、逆らった風
私が通う河川は北から南に流れています。
これまでは単純に「川の流れに沿った水の方がより水が動きやすくて魚の活性が上がるだろう」と思っていたのですが、場所によっては南風が吹いても明らかに表層の水質が良くなる場所もあるようです。
また、ジャッカルの加木屋プロが岐阜県五三川において、「この時期の五三川は川の流れに逆らった風が吹きやすく、底荒れして水が濁るのでスピナーベイトが有効になる」と解説する動画も見たことがありました。
これは周囲の地形や川筋、水深などによって事情が異なるためなのでしょうが、川の流れと風向きの関係を基本的にはどのように捉えたら良いか。
また、河川で風向きをヒントにしてその時良い場所を探す上で、記事の内容以外に顧慮する事柄があれば教えてください。
(ざっくりとした質問でごめんなさい。)
(2)風とルアーパワー
この記事のスピナーベイトの項目ではウエイトのあるスピナーベイトの使用を推奨していますが、これは投げやすさを意識したものでしょうか。
それとも、風が吹いたときは存在感を強くした方がより効果を得やすいということでしょうか。
例えば、私は雨風で水面が少しザワついているが、トップウォータープラグを使いたいというときは、ペンシルベイトや音の小さなPOPXは用いず、風裏を見つけつつ、水面の荒れ具合を見て大きめの音が出せるレッドアイポップか、エバーグリーンのワンズバグを選びます。
スピナーベイトのウエイトを上げるのも、これに近い感じなのでしょうか。
(全くの余談ですが、ワンズバグはPOPXやレッドアイポップほど極端に振り切った音は出せません。
しかし、重量が9.6gとWS1652に世間的には太めのナイロンラインというセッティングでも快適に投げやすく、ポッパーに求められる様々な基本アクションや中道的な次元のポップ音・チャガー音を器用に出すことができます。
一つだけポッパーを持ち歩きたいときや、一投の中で様々な動きや音を織り交ぜてバスを誘うテクニカルな楽しみ方をするのにオススメです。
ランガン派でミニマリストのまさぽんさんなら気にいるのではないかと思って、ご紹介しました。)
(3)石垢対策
私の河川ではロコアングラーの人達曰く、今年は鮎が食むような石垢が大量発生しているようです。
実際、地形の研究目的でテキサスリグやラバージグでボトムを取ると、毎投ピックアップしたときに石垢塗れになって帰ってきます。
釣りのテンポを考えたときにルアーがこのようになるのが嫌で、私はトップウォーターの軽めのスピナーベイトの起用率が今は高いのですが、スローダウンした釣り無しでは難しい場面ではどうしたら良いか分からなくなります。
ボトムを取るタイプのルアー/リグで比較的石垢が絡みにくいものがあれば教えてください。
今回も冗長な文章失礼しました。
宜しくお願いします。
ふくちょーさんこんにちは(^ ^)
先日は、近所の野池で30ちょいくらいのバスを12センチのジャークベイト(ゴールドカラー)で2本釣りました。あんまりネストのバスを釣りたくはなかったのですが、どうしても見てしまうと釣りたくなってしまって釣っちゃいました。
バイトとしては完全に食性ではなく、ネストを守るために威嚇として食ってきましたね。
少し深いところにメスのでかいバスもいたのですが、軽くバイトはあったものの釣り上げることができませんでした。
大潮の日に行ったので正直頭はスポーニングでいっぱいだったと思うので、大潮前であれば釣り上げることができたのではないかと思います。
小さいルアーには見向きもせず、でかいルアーを投げたときにしか反応しなかったので、これまたパターンだなぁと思いました。
あともう2週間くらいするとかなり釣りやすい時期になると思うので、スモールも釣り上げられれば良いですね(^ ^)
(1)大事なポイントを整理すると
1.風が当たっているところをとりあえず攻める(プランクトンが流れやすい)
2.少しの風でもプランクトンが流されて、それに次いでベイトフィッシュも動く
3.風の流れを受け止めるワンドがあればポイント
4.反転流を探す(川の流れが逆流するところ)
だいたいこの辺を意識すると外さないと思います。
プランクトンは少しの風でも動いてしまうので、少しでも風が吹いたら意識して、どこにプランクトンが流されたかなどを意識するようにしましょう。
1.どこに流されたか
2.どこにプランクトンやベイトフィッシュが溜まりやすいか
3.流されたプランクトンを受け止めるようなワンドはどこか?
ここを意識すると良いと思います。
強風でビュービューの時に関してはそもそも散ってしまうので、逆に風の当たりにくい場所を探すと良いと思います。
(2)風が強いと飛距離が出しにくいので、重めのスピナーベイトが投げやすいですね。
あとは、ベイトフィッシュの群れに強いのが、スピナーベイトや大きめのスプーンやメタルジグです。要は、小さめのスピナーベイトよりも、大きめのスピナーベイトの方が、ベイトフィッシュの群れを演出することができるからですね。
(3)テンポ早く引っかかりにくい釣りをしたいときには、シャッドテール(ハートテールやドライブシャッド)のライトテキサスを使います。これでもダメならノーシンカーにします。