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バス釣りの濁り攻略法!マッディウォーターに強いルアーカラーの選び方
私が10年以上バス釣りをしてきて、圧倒的に釣りやすいと感じるのは濁っている場所です。濁りのある場所では、バスは障害物に身を潜める習性があります。なので、バスのいる場所を把握しやすいというメリットがあるんですね。また、人間の姿が見えにくい分、バスのプレッシャーも低いというメリットがあります。
ですが、
- 濁っている場所をどのように攻略したら良いかわからない
- どんなルアーを使ったら良いかわからない
と感じている方もいると思います。
私も初心者の頃は一体何を投げたら良いのか全然わかりませんでしたが、バス釣りを10数年やってきて「これなら濁っていても確実に釣れる」というルアーがわかってきました。
今回の記事を読むことで
- 濁っているときに投げるべきルアー
- 濁っているときには投げないほうが良いルアー
- 濁っているときにおすすめのカラー
について理解できます。では早速始めていきましょう!
濁りが入るとバスはどこに付くのか?
基本的に濁りが入るとバスはどんなところに付くかというと、障害物の周りです。
元々バスは障害物周りに居着く習性があるのですが、濁った場所では水が綺麗な場所に比べてよりタイトに障害物に付きます。
濁りがきつくなっているときは、悪天候で増水するなどして水中が普段とは違った条件になっていることが多いですよね。こうした時、バスは体力温存のためにストラクチャーに身を寄せるというわけです。
人間でも、急に停電をして部屋の中が暗くなったら、何か柱や壁につかまっていないと不安になるのと同じです。バスも濁りがある場所では障害物の周辺を好む傾向にあるわけです。
濁りがある場所では、バスはいつも以上に障害物の周辺にぴったりと身を潜めているということを覚えておきましょう!
濁っている場所では、バスは何らかの障害物にピッタリと付く習性がある。逆に障害物も何もないところにバスはいない可能性が高い!
濁りがある場所をどのように釣るか?
濁っている場所では、バスは障害物にピッタリとくっつく習性があると説明しました。では、こうしたバスを、どのように釣っていけば良いのでしょうか。
障害物周りをきっちり攻める
濁っているフィールドでは、障害物の周りを丁寧に攻めていく釣りが効果的です。基本的には、自分の立ち位置から目で見える障害物を丁寧に攻めていくことが重要になります。
ポイントとしては、足元からきっちり探ること。特に濁っている場所は、バスから人間の姿が見えにくいので、足元で食ってくることが非常に多いです。
普段見落としがちな足元をきっちり攻めたら、あとはバスが身を潜めていそうな障害物を見つけてきっちりと丁寧に攻めていきましょう。
障害物周辺を狙うにあたっては、ラインは普段よりも太めのものを巻いておくことをおすすめします。ベイトであれば、最低16ポンド〜20ポンドくらいで、スピニングであれば、最低8ポンド〜10ポンドくらいは欲しいところですね。ヒットした際にストラクチャーに回り込まれると簡単にラインブレイクしてしまうためです。
水中に沈んでいる障害物も攻める
障害物周りを丁寧に攻めることは基本ですが、それでも反応がない場合はどうしたら良いのでしょうか?
次に狙うべきは、水中の障害物ですね。
水中の障害物は、岸からの釣りでは釣り人から見つけることが出来ません。こうした障害物をどのようにして見つけるかというと、スピナーベイトのズル引きです。
スピナーベイトでボトムを取ってからゆっくりと巻いてみると、岩などがある場所ではコツコツ当たる感覚があります。そうした場所にはバスが居着いている可能性が高くなります。
また、濁りの少ない時にあらかじめフィールドを見ておき、バスが居着きそうな障害物を見つけておくのも有効です。
このようにして水中に沈んでいる障害物を見つけ、その周りを丁寧に攻めていきましょう。
濁っているときに投げるべきルアーの条件は?
バス釣りにとって、濁りは好条件だと思っています。水が濁っている時、バスはストラクチャーにつく習性があるので、狙うべきポイントを絞りやすくなるからです。
とはいえ、水が濁っているときには、当然ながら水中の視界は非常に悪いです。そんな環境でバスにルアーを見つけてもらうためには、ルアー選びが重要です。
濁っているときに投げるべきルアーの条件としては、
- ブレードが付いているルアー
- 水中の中で音が鳴るルアー
- 濁った水中でも目立つ色のルアー
この3つですね。
魚類であるブラックバスは視覚以外にも側線と呼ばれる特別な器官があるため、振動や水流などを感じられます。つまり、音や振動などの波動を発するルアーであればバスにアピールすることができるということです。
逆に、シンペンやノーシンカーワームのようなローアピールのものは濁った水中で目立たないので、バスにルアーの存在に気づいてもらえず効率が良くありません。
濁っているときのルアーは、とにかく音や色が目立ってアピール力の高いものを選ぶのが鉄則です。
濁っているときに投げるべきルアーとは?
この章では濁っているときに投げるべきルアーを紹介していきます!
先ほど紹介したように、視界の悪い水中ではアピール力が勝負です。
1. スピナーベイト
濁っているときにはやはりスピナーベイトが最強です。
ブレードのフラッシングによる視覚的なアプローチも可能ですし、ブレード同士が当たるサウンドや振動によって濁った水中でもしっかりとバスにアピールさせることができるからです。
使い方も「投げてゆっくりと巻くだけ」なので、非常に簡単です。濁っている時はスピナーベイトを投げ倒せば間違いないですよ。
手返し良く投げられるので、魚の存在を探すためのパイロットルアーとしても優秀です。
また、根がかりを恐れずに障害物をタイトに攻められるというメリットもあります。
2. テールスピンジグ
濁っているときにおすすめ出来るルアーの2番目としては、テールスピンジグですね。
テールスピンジグのおすすめすべき特徴としては、飛距離が出せる点です。
スピナーベイトは、デメリットがほとんど無い完璧なルアーなのですが、あえて欠点をいうと空気抵抗が他のルアーよりも強いため飛距離が出しにくいというのがあります。特にオカッパリでは攻めたいポイントに届かない場合もあるんですね。
その点、テールスピンジグは本当に気持ちが良いくらいかっ飛びます。
特に飛距離を出したい場合は、14gか18gがおすすめですね。
私の一番のおすすめは18g。これで50m~60mは軽く飛びますよ!
3. バイブレーション
バイブレーションも濁りのある水域ではおすすめのルアーです。特徴としては主に2つです。
- 圧倒的な飛距離
- 水中で派手に音や振動を立てられる
この2つが濁っているときには欠かせません。音についてはテールスピンジグよりもアピール力があるので、とにかくルアーを目立たせたい時に有効です。
TDバイブレーションは、バイブレーションの定番ルアーです。水が綺麗なところではノンラトルでも良いのですが、濁っている場所であれば派手めなカラーでラトル入りのものを使うようにしましょう!
濁りの入っている時、バスはは障害物の周辺に付いている事が多いので、バスが付きそうなポイント周辺をグリグリ巻いてみてください。物陰から引ったくるようにアタックしてきますよ。
ラトルが入っていれば、音でもアピールさせる事ができるので、非常におすすめですね。
ラバージグ
足元や障害物周辺に強いルアーといえばラバージグですよね。
スピナーベイトも確かに障害物に強いですが、よりハードなポイントもラバージグでは攻めることが出来ます。
ラバージグの黒色が濁っている場所では非常に強いんです!
使い方としては、スピナーベイトでポイントを探った後に、ラバージグでより丁寧に、障害物の奥深くを攻めていきます。
このやり方で釣りをしていると「こんなところに居るの?」って思うような場所にもバスが居ることがわかると思います。
濁っているとき投げるべきではないルアーは?
濁っているときに、投げるべきではないルアーは、基本的にはワームなどのソフトルアー全般ですね。
これは、場所にもよりますが、基本的にはおすすめできません。
理由としては
- アピールというよりも食わせの要素が強い
- バスを惹きつけるような釣りではない
からです。バスのいる場所をピンポイントに狙えば釣れないこともないですが、アピール力が弱いので、そもそもバスに気づいてもらえません。
特にカフェオレ状の強い濁りの際にはおすすめできません。前の章で紹介したスピナーベイトやバイブレーションでアプローチしましょう。
濁っているときにおすすめのカラーは?
濁っているときにおすすめのカラーは、「黒、白、チャート、ピンク、オレンジ、赤」です。
この系統のカラーを持っておけば間違いありません。
その中でも、濁ったときに王道カラーが、意外かもしれませんが黒です。これは別の記事でも解説していますが、光を吸収する黒い色は、濁った水中でもシルエットがはっきり見えるので非常に目立ちます。
経験上、特に夏場には黒いルアーでよく釣れると感じています。
私の感覚としては、
- 春(白、ピンク、赤)
- 夏(黒、チャート、オレンジ)
という使いわけしています。
あくまでも個人的な感覚なので根拠はありませんが…。このあたりはフィールドによっても違いがあると思うので、ご自身の勝ちパターンを見つけるのが良いでしょう。
ルアーの色に関する情報は以下の記事でも書いていますので参考にしてください。
まとめ
今回は、「濁りがある場所でどんなルアーを投げれば良いか」について紹介してきました。
濁り自体はバスを釣るのに好条件ですが、使うルアーの種類には注意が必要です。
濁りに強いルアーの条件としては、
- ブレードが付いているルアー
- 水中で音が鳴るルアー
- 濁っていても目立ちやすいルアー
ですね。音や振動でアピールできるか、視認性の良い色やフラッシングで誘えるルアーということになります。
具体的にはスピナーベイトやテールスピンジグ、バイブレーションなどです。上記の条件に当てはまるアピール力の強いルアーを選ぶようにしましょう!
記事の中でもおすすめのルアーをいくつか紹介をしてきましたが、一番のおすすめはスピナーベイトですね。
濁りが入った状況では、バスは障害物にタイトにつくようになります。そうすると、おのずと障害物周辺ギリギリを狙うことになるので、根掛かりもしやすくなります。スピナーベイトは根がかり回避能力に優れているので、障害物にぶつけるくらいのタイトな攻めも可能になります。
障害物の少ないフラットで広めのフィールドでは、テールスピンやバイブレーションもどんどん使って大丈夫です。
濁りに強いルアーの特徴を押さえて、増水時や雨の季節のバス釣りを攻略しましょう!
というわけで、今回は以上になります。最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (2件)
まさぽん様
こんばんは、先日はアドバイスありがとうございました。
ハイプレッシャーフィールドへ実釣に赴き、それを踏まえた返信を戴きまして大変恐縮です。
これは私の勝手な印象なのですが、本ブログの記事を読んでいて、まさぽんさんはご自身の実体験をとても大切にされている、と感じています。
例えば、以前に私のような技術に乏しい初心者が一尾を得るためには小技よりも戦略(主に場所とタイミング)であることをアドバイスしてくださったことや、お勧めルアーの多くに使用体験が添えられていることなどにそうした思想を感じるのです。
余談ながら、私は今年の夏に猛暑で釣りに行けない無聊を慰めるため、著名なバスプロの著書を何冊か読みましたが、彼らのほぼ全てが共通して主張していたことは、「自分自身の実釣体験の蓄積は掛け替えのない財産になる」ということでした。
まさぽんさんの言葉にはこうした経験の蓄積がある故に、メーカーの新製品について宣伝文句をそのまま垂れ流すだけで実際にその道具を使ったかも疑わしい情報サイトとは一線を画す重みがあるように感じられ、一方で、発信する情報は私のような初心者を対象としてくださっているので、私にとっては本当に稀少な勉強の機会です。
さて、今回アドバイスを伺いたいのは、テキサスリグのシンカービーズについてです。
本記事では水が濁っているときは基本的に投げるべきでないルアーにワーム全般を挙げておられますが、原則に対する例外として、スピナーベイトやフロッグすら届けられないような障害物の奥に潜むバスへルアーを届ける際には、障害物に対して最も強いテキサスリグの出番があるのではないかと思います。
こうした状況下でワームの不利を補うには、派手な色(光沢ラメも含む)、大きなサイズ、強い水押しなどの特性を持ったワームを選んでいくことが有効なのかなと思うのですが、ワームだけではどうしても「音」を出すことはできません。
一般に、テキサスリグではシンカーとフックの結び目の間に任意でシンカービーズを入れることがありますが、水が濁ったときはシンカーとビーズがぶつかり合う音がハードルアーの出すラトル音の代替手段になり得るのではないかと思います。
ネットで簡単に調べた限りでは、ビーズの評価は人によってはマチマチのようで、必ず入れるという人もいれば、音を嫌うバスの方が多いと言って全く使わない人もいるようです。
なお、私の場合は、一年弱通い詰めた郷里のダム湖は岩が多く、キャストミスをしたとき(あるいは着水音を抑えるため、着水前にわざと岩の上にワームを乗り上げさせたとき)に岩にぶつかったビーズが砕けることが頻発したので、郷里でバス釣りをしていたときは使わなくなってしまったのですが、幼少期まで遡ればビーズ有りでの実釣体験もあり、状況によっての使い分けが重要なのかなと思っています。
そこで質問なのですが、
(1) まさぽんさんはテキサスリグにシンカービーズを使うことはありますか。
(2) 使うことがある場合は、何を基準に使うときと使わないときを判断していますか。
(3) もしシンカービーズの大きさや色にまで拘りがあれば教えてください。
以上3点についてアドバイスを戴ければ幸いです。
お手数ですが、宜しくお願いします。
ふくちょーさんこんばんは(^ ^)そしてブログ記事に対するお褒めの言葉ありがとうございます。
これからも頑張って初心者さんにもできるだけわかりやすく『基本のき』の部分をお伝えできればと思います。
基本さえ分かれば、あとはそれぞれ経験も考えもバラバラですから、いろんなスタイルを作っていけば良いと思いますが、私が好きなのがやっぱり『基本』なんですね。
そうじゃないと、なんというか情報が多すぎて路頭に迷うようになる気がするので(笑)
さて質問は、シンカービーズですね。これは最近は全然使っていないですね。
ただし、私が中学生の頃(10年前くらい)の時はよく使っていましたよ。それで釣果はどうだったかと言いますとよく釣れましたね。4インチのカーリーテールに7gシンカーをつけて、そのシンカーの下にビーズをつけて使っていました。
このリグは、藤木淳さんというエバーグリーンのバスプロの方が『巻き巻き』という呼び名でよく使っていましたね。
それも琵琶湖のようなウィードがたくさんある場所ではテキサスリグくらいしか、引けないんですね。スピナーベイトでも無理だそうで、この『巻き巻き』の釣りを見て、私は衝撃を受けました。(今江さんのDVDだったと思います)
話が逸れてきましたね。
そうですね。基準としては『濁った場所はビーズがあったほうが効果的』だと思いますね。
これは考え方としては、濁っている時にラトル入りのバイブレーションが効果的なのと同じだと思います。
濁っていると何も見えませんから、バスは音にもの凄く敏感になりますから、ビーズの『カチッ』という音がとても効果的だと思います。
あとは夜なんかも絶対あった方が良いですよね。
ですが、クリアレイクですと、バスが警戒してしまうことにもなってしまいますから、個人的にはあんまり付けようとは思いませんね。
あと大きさや色は確か赤を使っていたような気がしますね。大きさはすいません正確には覚えていないです(T . T)
ビーズは濁っている場所で凄く良く釣れたので、一度お試しになってみた方が良いでしょうね。ちょっと私も10年ぶりくらいに使ってみますね。
『濁った場所では効果絶大』だと思いますよ。
また、何かあれば返信できる範囲でお答えしますね(^ ^)