マッチザベイトとは?ルアーフィッシングの釣果を左右する基本の要素

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「マッチザベイト(Match The Bait)」とは、ターゲットとしている魚が捕食しているベイト(獲物)にルアーを合わせてセレクトすることを指します。ルアー選びの際に基本とされるテクニックの一つです(フライフィッシングでは、同じ意味合いで「マッチザハッチ」という言葉を使います)。

「ベイトにルアーを合わせる」と言っても完全に同じようなものにするということではなく、色やサイズ、または動きなど、魚が意識している要素を見極めることが重要です。

例えばシーバス釣りにおいて「バチ抜け」の季節にはミノーよりも細身のシンキングペンシルなどシルエットがバチに似たものを使う、エリアトラウトにおいて人工餌(ペレット)を食べ慣れている場合に沈下速度を合わせる、といった方法が挙げられます。

もちろん、リアクションバイトのように捕食行動とは異なる理由でルアーに食いつくパターンもあります。ですが、魚がルアーに反応する大きな理由である「餌」に合わせるのは、どんな釣りでも結果を出す上で大切です。特に初心者であれば、まずはマッチザベイトを意識してルアーを選ぶと良いでしょう。

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マッチザベイトを成功させるコツ

釣り場にいる魚を観察してルアーを合わせるイメージ

マッチザベイトを制するには、押さえておきたいポイントがあります。特に重要な3つの要素にフォーカスして紹介します。

釣り場にいる生き物を観察しよう

マッチザベイトで重要なのは、「魚が今何を食べているのか」を見極めることです。そのためには、狙いたい魚が捕食している生き物の観察が欠かせません。

では、どのように餌としている生き物を把握すれば良いでしょうか。

手っ取り早いのは、釣れた魚が吐き出したものや胃袋の内容物を調べてみることです。小魚を好んで食べるとされている魚も、実は虫餌を多く捕食している場合もあります。

また、網や小物釣りの道具で捕獲するのも1つの方法です。

捕獲せずとも、防波堤にいるカニやヤドカリなどの生き物や、浅瀬で群れている小魚の種類やサイズなどを観察してみるのも良いでしょう。

そうして集めたデータを蓄積することで、自分なりのマッチザベイトの「パターン」を見つけることが可能になります。

外しポイントを作るのも重要

マッチザベイトと言っても、完全にベイトに合わせるのではなく「外しポイント」を作るのも大切です。

一般に動物は、弱って群れからはぐれた獲物を捕食することが多いとされています。弱った獲物は、捕食に使うエネルギーが少なくて済むためです。

また、元気な群れの中でも色が異なるなど目立つものは襲われやすいとされています。

マッチザベイトを行う際にも、傷ついて動きが鈍った獲物を演出したり、サイズかカラーリングのどちらかを目立つものに変えたりと、ターゲットに見つけてもらいやすいポイントや隙を用意するようにしましょう。

例えば傷ついて弱った魚を演出する場合には、真っ直ぐに元気よく泳ぐルアーよりも、ふらふらとイレギュラーな動きをするものの方が反応が良い場合もあります。さまざまなパターンに対応できるよう、手持ちのルアーの中にも「外しルアー」を持っておくのが良いでしょう。

ハンドメイドルアーは、持ち札の中の「外しルアー」の役割を担わせるのに最適です。

C-moonシリーズは、弱って死にかけたベイトフィッシュのイミテーションルアーです。サイズやカラーリングを豊富にラインナップしているため、釣り場の状況に柔軟に対応できます。

高速でトライアンドエラーを重ねる

自然相手の釣りでは、「絶対」というものはありません。魚の反応を探りながら、トライアンドエラーを重ねるのが重要です。

シルエットをベイトに合わせてダメなら、カラーリングを試し、それでも反応が悪ければアクションを似せるなど、効果のあるルアーを早めに見極めるようにしましょう。

釣り場の状況は刻々と変化するため、最初に立てた仮説にこだわりすぎると、チャンスを逃してしまうことになります。

水中の様子を観察し、魚がルアーを追ってくる様子がなければすぐにチェンジするなど、高速でさまざまなパターンを試してみましょう。

まとめ

ターゲットが捕食している餌に合わせてルアーをセレクトするマッチザベイトは、ルアーフィッシングの基本とも呼べる手法です。

釣り場の状況を確認し、魚が今何を欲しがっているのかを想像してみましょう。水中の様子や魚の行動を予測することは、ルアーフィッシングが上達するために大切な要素でもあります。

仮説を立ててトライアンドエラーを重ね、その日最も効果のある「パターン」を見つけましょう。

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