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エリアトラウトをミノーイングで攻略!管理釣り場のイロモノ狙いのコツ
- クランクベイトやスプーンを使ってエリアトラウトを釣っているが、ステップアップしてミノーを使ってみたい
- イワナやブルックトラウト、ブラウントラウトなどのイロモノを狙いたい
- 管理釣り場で他の人と差をつけるテクニックを知りたい
エリアトラウトの釣りに慣れてきた方の中には、そんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
ミノーは、管理釣り場においてはクランクベイトやスプーンに比べてマイナーなルアーですが、狙う魚や状況によってはウィニングパターンにもなりうる実力の持ち主です。
この記事では、主にニジマス以外のトラウト(いわゆるイロモノ)狙うエリアミノーイングの魅力やテクニックについて解説します。
紹介したメソッドをもとに、実際のフィールドでエリアミノーイングにチャレンジしてみてください。
ミノーが有効な釣り場やパターン
ミノーは小魚を模したルアーで、魚食性が強い魚を狙う際に有効です。釣り場で餌として小魚を与えている場合や、自然の渓流を活用したエリアで特に活躍が見込めます。水深が浅く水がクリアな釣り場であれば、魚の動きを見ながらルアーをアクションさせるサイトフィッシングを楽しむこともできます。
ミノーで狙えるトラウトの種類
ミノーイングで狙えるのは、イワナ、ブルックトラウト、ブラウントラウト、ロックトラウト、ジャガートラウトなどの「イロモノ」と呼ばれる魚が中心です。これらの魚はニジマスよりも魚食性が強いため、スプーンやクランクよりもミノーによく反応します。
また、イロモノ以外にも、大型のニジマスも活性が高い場合にはミノーをよく追います。
使えるミノーの種類と釣り方のポイント
エリアミノーイングではハイフロートタイプのミノーが活躍します。ファストシンキングミノーを使うのが主流の渓流ミノーイングとは、ここが大きく違う点です。渓流よりも流れが弱い管理釣り場では、浮力の高いミノーをジャーキングやストップ&ゴーでアクションさせて誘います。
トラウトの本能を刺激するために、「誘い」「逃げ」「ポーズ」の順番でアクションさせるのが効果的です。
カラーは、活性が高い時には目立つチャートや赤金などを使い、低活性時にはナチュラルなものをセレクトするのがおすすめです。サイトフィッシングが基本なので、ルアーの位置を把握しやすいよう、ミノーの背中をマーカーなどで目立つ色に塗るのも良いでしょう。
イロモノはジャーキングで誘う
フローティングミノーをジャーキングで大きくアクションさせるのが、エリアミノーイングの基本です。最初にルアーを目立たせて反応を見ることで、活性の高いトラウトを特定します。
トラウトが追ってきたら、直線的にルアーをリトリーブし、小魚が逃げる動きを演出しましょう。最初にポーズで食わせるのではなくルアーを「逃す」ことで、トラウトの本能にスイッチが入り、より積極的に追ってくるようになります。
魚が餌を仕留めるのは、水面や障害物に対して「追い詰めた」と感じる時です。魚にルアーを十分追わせたら、障害物の手前や浅瀬などでポーズさせてルアーの動きを止めてみましょう。浮力で水面に向かうルアーにたまらず食いついてくるはずです。
ニジマスはハイフロートミノーの縦の動きで誘う
ハイフロートミノーは、浮力が高く、縦の動きで魚を誘うことができます。特にペレットで育った管理釣り場のニジマスは上下の動きに敏感に反応する傾向があります。リップが長いミノーで急速潜航と急浮上を繰り返すアクションで誘いましょう。
魚の視界から一瞬ルアーが消え、また浮上してきたときに捕食させるイメージです。
深く追わせすぎないように注意
魚がルアーを追ってくると、ついつい足元まで追わせたくなるものですが、そこは我慢して深追いさせないようにしましょう。岸に近づくほどアングラーの姿が魚に見つかりやすく、警戒心の強いイロモノはすぐにスレてしまいます。
程よいところでアクションを止め、魚がルアーを見失って引き返したら素早く回収しましょう。ルアーを回収し、獲物を見失ってウロウロしているトラウトの目の前に2投目を投げれば、また同じように追ってきます。
緩急織り交ぜる
ジャーキングやトゥイッチングなどの激しめの動きに魚がスレてきたら、あえて「ほっとけメソッド」などのローアピールなアクションも取り入れてみるのも効果的です。リアルなナチュラルカラーのフローティングミノーも用意しておくと良いでしょう。
スローな釣りに最適なのが、リップレスミノー「C-moon」シリーズです。ほっとけメソッドで使うことを前提に設計されており、小魚そっくりの見た目も相まって、弱ったベイトを忠実に再現します。ミノーを追い疲れたトラウトがたまらず食いついてくることでしょう。
ミノーイングのタックルについて
ミノーイングで使うロッドは、ルアーに的確なアクションを与えられるよう、ファーストテーパー気味で硬めのものを使うのがおすすめです。スプーン用の柔らかいロッドでは、ミノーを扱うのにはあまり向いていません。
- ロッド:
ミディアムテーパー〜ファーストテーパーのトラウトロッド - リール:
1000番〜2000番のスピニングリール - ライン
4lb程度のエステルライン - ショックリーダー
4lb〜5lb程度のフロロカーボン
まとめ
ミノーイングは、スプーンやクランクが主流の管理釣り場ではまだまだマイナーな釣りですが、パターンにハマれば数釣りも可能です。
魚がルアーを追うところからヒットの瞬間まで見えるサイトフィッシングは、一度体験すれば病みつきになるエキサイティングな釣りです。ロッドアクションでルアーを的確に操作するため、「狙って釣った感」を味わえます。
ぜひ、ミノーイングを試して、新たなエリアトラウトの楽しみを見つけてみてください。
「ミノーイングは難易度が高い。釣れない」という方向けには、以下の記事が参考になるはずです。あわせてご覧ください。