縦釣りでエリアトラウトを攻略！初心者から上級者まで楽しめる釣り方の基本とコツ

2023 8/20

2023年5月1日 2023年8月20日

エリアトラウト釣りを始めたが、なかなか釣果が出ない…。
縦釣りに興味があるが、基本操作やテクニックがわからない。
縦釣りで効果的なルアーやタックルの選び方を知りたい。

そんなお悩みをお持ちの方は、縦釣りに挑戦してみてはいかがでしょうか？

縦釣りとは、水面から沈んでくる餌に反応するという魚の習性を活かしたテクニックです。ゆっくり沈むタイプの極小ルアーを使用して、リフト＆フォールで誘います。

管理釣り場のニジマスは基本的には養魚場育ちであり、ペレットと呼ばれる人工飼料を与えられています。これらの人工飼料はゆっくり沈む動きをするものが多いため、養殖されたトラウトはこの動きによく反応します。

この習性に対して、ルアーをフォールさせる動きで魚を誘うのが「縦釣り」と呼ばれる釣り方です。

縦釣りは初心者でも挑戦しやすい一方で、繊細なアタリを取るテクニックが必要な奥が深い釣りでもあります。

この記事では、エリアトラウトで効果的な「縦釣り」の基本操作とコツを解説します。エリアトラウトでなかなか釣果が出ないという方は、まずは縦釣りで「魚を釣る楽しさ」を味わってみましょう。

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縦釣りにおすすめのルアー

縦釣りで使えるルアーにはいくつかの種類があります。沈むタイプのルアーであれば、専用ルアーではなくても縦釣りは可能です。

縦釣り専用ルアー

まずおすすめしたいのは、縦釣り専用ルアーです。

いわゆる豆ルアーと呼ばれるタイプで、粒状のシルエットにフロントフックが付いているものが主流です。

縦釣り専用ルアーは、リフト&フォール時に効果的なアクションを見せるよう設計されています。素材により沈下速度が異なるので、いくつか種類をそろえておくのが良いでしょう。

ペレットルアー

ペレットルアーは、エリアトラウトが餌として与えられるペレットを模したルアーです。

色や形だけでなく、沈む速度までペレットをイミテーションしたものもあり、管理釣り場のマッチザベイトとも言えるでしょう。

魚が他のルアーに見向きもしなくなるペレットパターンで威力を発揮します。

ペレットルアーをショップで見る

ペレットルアーについては以下の記事も参考にされてください。

マイクロスプーン

マイクロスプーンは、極小で超軽量のスプーンで、通常0.3-1g程度のものを指します。

マイクロスプーンを使った釣りは、エリアトラウトにおいてはメジャーな釣法の1つです。通常は表層をデッドスローリトリーブさせるのが多いマイクロスプーンですが、沈下速度を活かしてリフト＆フォールの縦釣りで使うのも効果的です。

縦釣りのタックル

ロッド

縦釣りに使うロッドは、適度な硬さと感度があるものが向いています。硬すぎるとルアーの操作性が悪くなり、柔らかすぎるとアタリが感じにくくなります。

ライン

ラインでアタリをとる縦釣りでは、感度と強度を兼ね備えたPEラインを使うのがおすすめです。

感度を優先するのであれば4lb程度、大物が多く強度に不安がある場合には6ld程度の太さのラインを選ぶと良いでしょう。また、視認性の良いカラーのものを選べばアタリも取りやすくなります。

縦釣りの基本操作とテクニック

縦釣りの基本的なアクション方法について解説します。

カウントダウンでタナを探る

縦釣りでは、最初にアタリの出やすいタナを探りましょう。カウントダウンでルアーをボトムまで沈め、ラインの動きでアタリを取ります。ラインが緩んだり引っ張られたりするレンジがあれば、そこを重点的に攻めるようにしましょう。

アクションの基本はリフト&フォール

縦釣りの基本アクションはリフト&フォールです。ロッドを持ち上げ（リフト）、その後糸ふけを取りながらロッドを下ろしてルアーを自然に沈ませる（フォール）ことを繰り返します。リフトさせる秒数を変えてみて、当たりが多くなるパターンを探してみましょう。

ラインの動きでアタリをとる

縦釣りでは、フォール中にアタリが出ることが多くなります。フォールさせている時には、ラインの動きに注目しましょう

ラインが急に弛んだり、逆に引っ張られたりしたら、それがアタリです。常にラインの変化に注意を払い、アタリを見逃さないようにしましょう。

また、魚が食ったのか、それとも単にぶつかっただけなのかを見極めることも重要です。これが見極められないとスレ掛かりが多くなってしまいます。

縦釣りをするときの注意点

数釣りもでき魅力的な縦釣りではありますが、周囲のアングラーの中には良く思わない方がいることも事実です。

ルアーが小さく丸呑みされてしまいやすいことや、アワセが難しくスレ掛かりになることも多いことから、縦釣りそのものを禁止している釣り場もあります。釣りを始める前には、釣り場のレギュレーションを確認するようにしましょう。

また、縦釣りに限ったことではありませんが、他のアングラーへの思いやりを忘れずにマナーを守って釣りをするようにしましょう。

まとめ

エリアトラウト釣りにおける縦釣りの基本操作とコツを解説しました。

縦釣りは魚の習性を活かしたテクニックで、初心者から上級者まで楽しめる釣り方法です。エリアトラウトでなかなか釣果を上げられないと悩んでいる方は、縦釣りで「釣れる楽しさ」を味わってみてはいかがでしょうか？

釣り場のレギュレーションや他のアングラーへの配慮を忘れず、ぜひ縦釣りにトライしてみてください。