バスが今までに見たことのないルアーを使ってみよう。→ショップを見る
ダムのバックウォーターは1級スポット?春〜秋までの釣り方を解説!
バックウォーターとは、ダムの最上流域にある川からの流れ込みのことを指します。
ダムのバス釣りでは、ついつい足場の良い釣り場を選んでしまいがちですが、バックウォーターこそ最初に攻めたいポイントです。
バックウォーターは餌となるベイトフィッシュが豊富なため、それを追ってバスも集まってくるからなんですね。
実際、私の地元のダムでも、50後半のデカバスが頻繁に釣り上がっているのは9割以上がバックウォーターです。
ですから、バックウォーターは平日であっても人だらけという時もありますが…。
今回の記事では
- なぜバックウォーターは1級スポットなのか?
- バックウォーターの季節ごとの攻略法とは?
- バックウォーターでオススメのルアーは?
について解説していこうと思います。
この記事を読むことで大体のダムのバックウォーターを攻略してみてください。
なぜバックウォーターは1級スポットなのか?
バックウォーターとは、ダムの最上流域のことを指します。
ダムは川の流れをせき止めて作られているのですが、元の川の部分は今でも残っていて、ダムに水を運んできてくれています。
こうしたバックウォーターがバス釣りにおける1級ポイントと呼ばれる大きな理由は、「エサが一番豊富だから」ということですね。
私の地元のダムにはアユがたくさんいるのですが、やはり溜まっているのはバックウォーターの部分です。
また、夏場には水温が安定しているという点も理由の1つになるのではないかと思います。冷たい水が流れ込む場所はバスも活動しやすくなりますからね。
エサと水温というバスにとって重要な条件がそろっている場所だからこそ、バックウォーターはダムの中で一番狙い目のポイントとなっているわけです。
バックウォーターの春から秋のかけての攻略法とは?
1.春(3月〜6月)のバックウォーター攻略法
3月〜6月はスポーニング(産卵)のシーズンです。
ですから、スポーニングベットを探してこの時期はバックウォーターに上がってくるバスが非常に多くなります。
そこで、この時期はどのタイミングで釣りをすべきかというと、新月や満月の前後を狙うということ。
つまり、産卵の2日前もしくは、2日後くらいでないと釣れないということです。
- スポーニング(産卵)前のエサのどか食い
- スポーニング(産卵)後のエサのどか食い
このタイミングをバックウォーターに狙いを定めることが最も大切です。
2.夏(7月〜8月)のバックウォーター攻略法
この時期は、もちろんエサが豊富という要素もあるのですが、それよりも「水温が低い」というバックウォーターの強みによって、これまた夏の1級スポットになります。
この時期の雨が降った後は多くのバスがバックウォーター集まってくるため、非常に釣りやすくなります。
また基本通り朝マズメや夕まずめも、バスのボイルが至るところで起こるので、そういう時間帯を逃さず狙いうちしていきたいですね。
3.秋(9月〜11月)のバックウォーター攻略法
秋もこれまた、夏の暑さに解放されて『どか食いの秋』になるためエサが豊富なバックウォーターが良いです。
時間帯としては、『朝マズメと夕マズメ 』が基本になりますね。それ以外の時間帯は割とメインレイクでも釣れます。
バックウォーターに人が多く、プレッシャーも高ければ中流域や下流域でも十分釣れますね。
4.冬 (12月〜2月)のバックウォーター攻略法
基本的に冬のバックウォーターはあんまり釣れません。ですが、12月の上旬くらいであれば、ギリギリ釣れることもありますね。それが1月2月の真冬になればもうほとんど釣りになりません。ですから、12月上旬くらいであれば、まだバックウォーターに上がっているバスも居なくはないですし、それこそ体力のあるでかいバスが釣れたりします。
あくまでバックウォーター釣れる時期としては、3月の中旬〜11月後半(晩秋)にかけてですので、ここをしっかり覚えておきましょう!
バックウォーターでオススメのルアーは?
この章ではバックウォーター攻略におすすめのルアーを紹介していきます。
ステルススイマー
バックウォーター のおすすめのルアーの特徴としては
- 6インチ以上のもの
- ナチュラルなカラー
この2つが特に重要です。
餌が豊富なポイントなので、アピール系のカラーよりもナチュラル系の方が断然反応が良いですね。
私の地元のダムはアユが多いのでアユカラーのステルススイマーを良く使います。ただし、雨の後のどちゃ濁りの時期であれば、いちごミルクのようなアピールカラーを使うこともあります。
基本はその場所にいるベイトフィッシュに合わせてカラーの選択が大切ですね。
ドライブシャッド6インチ
ドライブシャッドを選ぶときもカラーはナチュラル系がおすすめです。
これだとバックウォーターのような浅場でも十分根掛かることなく使えますし、濁っていてもクリアでもしっかりバスにアピールしてくれます。
巻いても良いですし、フォーリング中に食うことだってあります。真冬にはあまり出番はないですが、それ以外の時期であれば場所を問はずどこでも通用しますね。
まとめ
今回は、『ダムのバックウォーター攻略法』を紹介してきました。
重要なポイントを再度まとめますと
- バックウォーターはエサが豊富なので、ダムの1級スポット
- 春は産卵前後が狙い目(新月と満月)
- 夏は雨が降った後が狙い目
- 秋は朝・夕が狙い目
- 冬は基本釣れないが、12月上旬なら可能性あり
- ナチュラルカラーのスイムベイトやシャッドテールがおすすめ
です。
特にバックウォーター はでかバスが釣りやすいので、今回の記事を参考にしていただくと自己記録更新も十分狙えるでしょう。
最近はバスもでかくなっているので、ダムのバックウォーターで50後半クラスが良く釣れていますからね、1発出ればかなりでかいのがダムのバックウォーターでの釣りです。
もちろん人も多くプレッシャーも高いのでずっと釣れ続けるほど甘くはないですが、ハマればでかいです。
今回の記事も少しでも参考にしてみてくださいね。では最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (2件)
まさぽんさん、こんばんは。
前回もアドバイスありがとうございました。
いよいよ秋も終わりといった時期になりましたが、お元気でお過ごしでしょうか。
今年の8月にご相談したヘビースピナーベイトのタックルですが、父が運用するに当たって16メタニウムのハイギアに、安価なフロロカーボンラインの20lbを50mくらい巻くというタックルを組みました。
これは父のキャスティングの技量や、「スピナーベイトのバイブレーションをなるだけ強く感じられるタックルが良い」「同じタックルでカバーを撃つときにラインブレイクを防ぐためにも、できる限り太い糸を使いたい」という好みを重視しての選択となりました。
父はとても気に入ってくれたようで、「せっかくだから、ボートを買ってやった礼に譲ってくれ」とまで言ってくれ、船上からこのタックルで私のお下がりであるボロボロのBカスタム3/4ozをよく投げてくれています。
オカッパリをするときも20lbという太さが勇気を与えてくれたのか、以前よりも根掛かりを恐れずにキャストしてくれるようになりました。
実は昨日、リザーバーの上流域で夕マヅメにPOPX(今は廃番のゴーストワカサギカラー)で30センチあるなしのバスを釣りました。
既に水温は暖かい時間帯でも15度を切っていて、さすがに駄目かと思っていたのですが、今年も1尾くらいはトップで釣りたいと思っていたことや、ちらほらワカサギやオイカワがシャローに見えていたこと。水の透明度の高さや父のシャッドテールワームには何の反応もないことから、中層は見切られてしまっているのではないかと考え、地形変化や複数の沈み岩が絡むスポットで、ネルソン中村さんやヒロ内藤さん風の不規則なパニックアクションをややスローダウンさせて使っていたところ、元気よくひったくってくれました。
3年前の今頃にもバックウォーターで推定ランカーをPOPXでバラしていたので、その時と比べると随分とサイズダウンしましたが、今年もポッパーで感動できるバスを釣って年越しができるので、個人的には満足です (笑)
そして、まさぽんさんがおっしゃる通り、晩秋にも良い個体はバックウォーターのシャローに餌を探しに来るんだなぁと、バスの生命力の強さに感動を覚えました。
さて、前置きが長くなりましたが、今回はリザーバーのバックウォーターや流れについての質問です。
(1)バックウォーターの釣りで巻物系以外のオススメルアー
記事で紹介しているルアーはいずれもナチュラルな動きをする巻物ルアーですが、巻物以外のジャンルですとどのようなルアーが良いのでしょうか。
また、それらも大きなサイズでナチュラルなカラーの方が良いのでしょうか。
(余談ながら、今の住居近くの河川では、イモグラブや沈み虫のドリフトで多くのスモールマウスバスのバイトを得ている話を聞くのですが、一方でそれらを快適にキャストするためのライトタックルでは、流れの中にいる大きな個体を掛けると太刀打ちできず、少なからぬ確率でラインブレイクしているらしいという悲しい話も聞こえてきます。)
(2) 増水期に入ったリザーバーの「流れ」
私の郷里のダム湖では、7月から9月は洪水対策のために低水位を維持することが決まっており、10月から次第に増水していきます。
増水のペースはその年の台風の数次第ですが、真冬までには満水を迎えるというのが毎年のパターンです。
この時期の水の流れをよくよく考えてみると、堤防から出ていく水の量が抑制されるということは、ダム湖の下流に行くにつれて水の流れがそれまで(流入量=流出量だった時期)よりも弱まっていくことになると思うのですが、これはリザーバーで魚を探していく上で大切な要素なのでしょうか。
それとも、あまり考え過ぎてはいけない要素なのでしょうか。
(3) 枯れたインレットと湧き水
今年の8月にピンクのスプーンで4連続バイトを得たのは、枯れたインレットの延長線上にあるスポットでした。
その時からずっと頭の中で引っかかっていたのですが、大雨の時以外は枯れているインレットでも、実は普段から地下水としてダム湖に水が流れ込んでいて、その延長線上で湧き水として噴出しているということはあり得るのでしょうか。
(勿論、ダム湖というのはだいたい渓谷を埋めて作ったものでしょうから、枯れたインレットの延長線上にある水中も似たような地形が続いていて、その地形変化が魚の付き場となっているだけかもしれませんが……。)
マニアックな質問が多くて申し訳ありませんが、今回もよろしくお願いします。
ふくちょーさんこんばんは(^ ^)
最近では、5インチヤマセンコーノーシンカーで45センチくらいバスをゲットしました。アオコの上を表層引きしているとガバッとしたから食ってきてくれましたね。
(1)お勧めとしては、ナチュラル系のミノー・シャッドテールが基本で、それ以外にカバーなんかがあればラバージグとかも使うと思います。
バックウォーターといってもどんなバックウォーターにもよるので答えにくいですが、考え方の基本としてはベイトフィッシュが豊富にいることから考えてベイトフィッシュっぽいものを使うようになるとは思います。
ただし、それも季節によりますし、夏なんかであれば、沈み虫なんかでサイトフィッシングをやるのも面白いと思います。
個人的には、バックウォーターでは、その季節にバスが食っているものを意識してルアーを選択している人が良い釣りをしている人が多いなと感じています。
巻物以外だと前にも紹介したと思いますが、フラッシュJ4インチはとてもおすすめですね。
(2)少なくとも僕はそこまで深くは考えないですね。それよりも水温、季節によってバスの居場所を考えた方がいいように思いますね。
(3)僕の行っているフィールドではそういう場所がないですが、もしそういうスポットがもしあれば、水温が安定しやすいでしょうから、間違いなくバスの付き場にはなると思いますね(^ ^)