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アメリカのバス釣りと日本のバス釣りの違いとは?比較してみた!
ブラックバス釣りをやっている人は一度は本場アメリカで釣りをしてみたいですよね?
私は、親戚がフロリダに住んでいるのでそろそろ本場でバス釣りをしてみようと思っているのですが、子供の頃から本場のフロリダでバス釣りをすることはとても魅力的でした。
最近ではアメリカのトッププロのYouTubeにはまっているのですが、観ていて「日本のバス釣りとかなり違う」と強く感じます。
そこで、今回の記事では
- アメリカのバス釣りの特徴
- 日本のバス釣りの特徴
- アメリカのバス釣りから学べること
についてまとめていこうと思います。
アメリカのバス釣りの特徴とは?
攻めの釣りが中心
アメリカ人の釣りを見ていると、ライトリグの食わせの釣りよりもポイントを積極的に攻めていく釣りが多いように感じますね。ポイントに対しても、オーバーハングの奥の奥まで積極的に攻めていく人が圧倒的に多いです。
それに対して、日本ではオーバーハングやカバーの周りだけ撃っておしまいの人が多いように感じます。
アメリカのバス釣りでは、バスが付くポイントをしっかりと奥まで攻めていく姿勢を感じますね。
広範囲から探す釣り
アメリカのフィールドは、日本とは比べものにならないくらいの広さがあるので、とにかく広く探ってバスがどこに居るのかを探さないと話にならないそうです。
例えば、1kmに渡ってバスが全く居ないような場所もあったりもそうです。
そうなってくると、1つポイントで粘るという発想は全く無く、ポイントをどんどん撃って攻めていくようになるわけですね。
ですから、一箇所を繰り返し攻めるのではなく、広い範囲を探りながらやる気のあるバスを探っていくのが基本としてあるように感じます。
糸が太い
アメリカのバス釣りは、太いラインを使うのも特徴です。
スピニングでは12ポンドを巻き、カバーがある場所だと14ポンドを巻く人も居ます。
ベイトでは、日本の20ポンドクラスを普通に使います。
それに対して日本はスピニングで4ポンドや5ポンド。ベイトで12〜14ポンドくらいが平均でしょう。
メキシコなんかでは釣りをする場合、日本人はフロロカーボンの20ポンドを巻きますが、アメリカ人はブッシュがあるエリアではPE5号(50ポンド)を巻くそうです。
それぐらい日本人は極端に糸が細いと言われていますね。
また、アメリカのラインと日本のラインは太さが違うので、例えば、アメリカの6ポンドは日本のラインの10ポンドにあたります。
ということは、アメリカ人は14ポンドを使っていたとすると、日本の20ポンドに相当します。
アメリカの20ポンドは日本のラインの25ポンド相当、アメリカの25ポンドは日本のラインの30ポンド相当になるそうですね。
強い糸を巻いてるからこそ、釣りもストロングで攻めの釣りになるわけですね。
基本に忠実
アメリカ人は基本に忠実な人が多いと感じます。それは、ポイントの攻め方であったり、ルアーの使い方、キャスティングもそうです。
基礎基本をしっかりやって応用に取り組んでいる印象があります。
それに対して、日本のバサーはライトラインを使った小技で釣りをしている人が多いと感じます。
それも別に悪くは無いですが、あくまでもバス釣りの基本をしっかりやった上で、小技や応用をやれば良いなと感じます。
ルアーやワームがでかい
アメリカ人は使うルアーやワームを基本的にでかいものが多いですね。
例えば、スピナーベイトでも7番8番サイズのでかいブレードを使う人も多いです。ワームであれば、8~10インチクラスのワームを普通に使います。
そういえばその昔、アメリカのトッププロのローランドマーチンが河口湖の大会にいきなり来て2位になった伝説があります。
当時は、河口湖でのバスはスレまくっていて、みんなライトリグで釣りをするのが主流だったのですが、ローラーンドマーチンが日本に来日して、日本人に見せたテクニックは、7番〜8番サイズのビックブレードのスピナーベイトテクニック。
これで、ほとんどプラクティス無しで、2位になったのだから凄すぎる。
みんなセコ釣りしている中、でっかいブレードのスピナーベイトで河口湖のバスを仕留めたそうですね。
要するに、糸の太さにしてもルアーやワームのサイズ感にしても日本のバス釣りの常識は少し、本来のものからかけ離れているように感じます。
スレていてもアピールの釣りでしっかりバスは釣れるということの証明だと思いますね!
巻くスピードが早い
これはヒロ内藤さんがセミナーで言われていたことですが、アメリカ人と日本人の釣りに決定的な違いが『巻きのスピード』だそうですね。
例えば、クリアウォーターの場所だと、日本人はスローに巻く。ところが、アメリカ人は、クリアウォーターは早く巻くそうですね。
この理由としては、クリアウォーターはルアーを見切りやすいから、なるべく見切られないように早巻きするのがコツだそうです。
最近UPされた秦さんの動画でも『クリアウォーターでの早巻きのテクニック』を公開されていますが、これを日本でやる人はなかなか居ないですよね。
日本のバス釣りの特徴とは?
食わせの釣りが多い
日本のバス釣りはエサ釣りに近いことが多いと感じますね。ですから、本来のルアーフィッシングからかけ離れているように感じます。
ルアーも本物に近い作りが多いのに対して、アメリカでよく使われているのはあんまり綺麗じゃないルアー達です。
でもそれでちゃんと釣っているわけです。
要はルアーフィッシングの基本である『ルアーで魚に興味を惹かせる』ということがアメリカ人バサーの釣りにあると感じています。
それに対して、日本ではどちらかというとエサに似せて食わせるというような発想だと感じます。
それも間違いではないですが、ルアーで興味を惹かせる釣りを基本に置くことで、もっとバス釣りの楽しさや可能性が広がっていくと感じますね。
基本が無い人が多い
大きなサイズのルアーで誘って、食いが悪ければ小さくするのならありですが、いきなり3インチのワームを投げるのが日本のバス釣りですね。
まず最初は、どこにバスが居るのかわからないわけですから、広く探って、それでポイントが絞れてきたり、大きなサイズだと食わないことがわかって初めて、ルアーを小さくしましょう。
初めから、ルアーを小さくするのは、基本がない証拠ですね。
ルアーやワームが小さい
先ほどの内容の被りますが、日本では『小さくすれば釣れる』みたいな考えが浸透しているように感じます。確かに小さくして食うときもありますが、必ずしもそうとも限りません。
私の経験上では、ルアーやワームのサイズを大きくしたほうが、反応が良くなったことの方が多いですね。アメリカのトッププロも日本のトッププロの共通の意見として、『でかいバスにはでかいルアー』です。
日本でも、バスのサイズは昔に比べてだいぶ上がっているわけですから、ルアーやワームのサイズを少しは上げてみても良いのではないでしょうか?
アメリカのバス釣りから学べることは?
積極的に攻める釣りをする
アメリカ人の釣りから学べることは、とにかく『ポイントを積極的に攻め抜く』ことですね。このポイントを果敢に攻め抜くスタイルで代表的な方は、キムケンさん(木村健太)だと思います。
とにかくポイントを太いラインでガンガン攻め抜くスタイルですね。こういう釣りを心がけたいですね。
糸を太くする
積極的でストロングな釣りをするには、『糸を太くする』ことですね。最低スピニングで8ポンド、ベイトで最低16ポンドくらいでしょうか。
これくらいの基準でないと、本来のバス釣りは出来ないと思います。太いラインで恐れることなく、ポイントを果敢に攻めて行きましょう!
ルアーやワームのサイズを上げてみる
糸も細いですし、ルアーやワームのサイズも極端に小さいことが多いですから、ルアーやワームのサイズを上げてみましょう!
そのほうが逆に釣れることが多いですし、みんなが投げないのであればなおさらその方がよく釣れます。
スレているイコール小さくするのではなく、スレてるからこそ『今までバスが見たことないサイズのルアーやワームを投げる』
これを是非実践してみてください!
まとめ
今回は、アメリカのバス釣りと日本のバス釣りの比較をしてみました。
私がアメリカのバス釣りから取り入れたいポイントとしては
- 攻めの釣りをすること
- 糸を太くすること
- ルアーのサイズを大きくすること
です。
私が、中学の頃セコ釣りにはまっていた時期もありましたが、最強にセコかった時なんかは、メバルのワームで釣ったりしてました。
当然小バスはたくさん釣れますが、大きいバスはなかなか釣れないですし、本来のバスフィッシングからかけ離れていますよね。
最近では大きなルアーで大きなバスがしっかり口を使ってくれるというのを実感出来てきますので、これからもアメリカのバス釣りから学んでいき、基本を大切にしていきたいですね。
皆さんも少しでも参考にしてみてくださいね。今回は以上です。最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (2件)
まさぽん様
こんばんは、先日はアドバイスありがとうございました。
私は生まれつき頭が固いところがあるので、今後はそれを自覚した上で、もう少し柔軟な考え方をするように意識してバス釣りをしたいと思います(笑)
特に、自分なりに時間を区切って釣りを見直すことは是非とも実践してみたいです。
これはあくまで私の主観でしかないのですが、アメリカ流の釣りは見ていてかっこいいと思っています。
ライトラインのスピニングタックルでバスを掛けたはいいけれど、元気に走り回るバスを相手にオロオロしながら取り込みをする今日の日本のバスプロよりも、太い糸の力を活かしたパワフルなポンプリトリーブでバスをガンガン寄せる若き日の村田さんやバーニー・シュルツさんの映像の方が私は好きです(笑)
さて、私は先日、初場所釣行に行って参りました。
場所は関東のメジャーレイク相模湖の上流にある山梨県桂川の下流域です。
鮎釣りが盛んな超クリアウォーターに加え、相模湖周辺でオカッパリができる釣り場として筆頭に挙げられるスーパー・ハイプレッシャー・フィールドです。
その日は職場の振替休日で、世間では平日であるはずながら、多くの釣り人が竿を出していたのですが、私以外の釣り人達はまさにこの記事の「日本のバス釣り」といえるタックル選択でした。
もしそれで釣れていれば、私も持ち合わせのルアーで彼らの真似をしてみようと思ったのですが、彼らと挨拶ついでに立ち話をしても誰一人としてそのスタイルで釣れている様子がなかったので、私は敢えて強気(アメリカ的?)な釣りをやり通すことにしました。
残念ながら、その日は坊主記録更新という結果になったのですが、惜しい場面は幾つかありました。
例えば、6インチのバックスライドセッティングをしたノーシンカーワーム(全くの余談ながら、バックスライドは初挑戦でした)を障害物ギリギリにキャストしたところ、深場から大きなバスがスッと浮上してきてルアーの至近距離まで迫った場面や、アシ際にレッドアイポップをキャストし続けていたところ、通りがかったバスのスクールがルアーを長い距離チェイスしてきた場面など。
総じて、いくらバスがスレていると言っても、今回の私の場合は口を使わせるまであと一押し何かが足りないだけで、本来バスが持っている旺盛な好奇心が完全に失われているわけではないような気がしました。
そこで、今回は質問というよりリクエストなのですが、まさぽんさん流の「ハイプレッシャー対策」をまとめた記事を読ませていただきたいなと思います。
今日の日本でバス釣りのガラパゴス化が起きた原因には、フィールドが全体的に小規模であることに加え、環境問題への関心の高まりに伴う法律規制や、釣り人と地権者や地域住民間のトラブルに起因する釣り場の減少によって、フレッシュなバスが減ってしまったことが挙げられると思います。
しかし、そんな厳しい環境の中でも、例えば田辺哲男さんや木村建太さん、伊豫部健さんなど、攻めの釣りでびっくりするような釣果を出すプロアングラーもいらっしゃいますよね(奇しくも、今挙げたお三方はアメリカの釣りをよく知る面々でした)。
そんなアメリカンスタイルを貫いてハイプレッシャーフィールドで釣果を出していくためのノウハウ(道具選び、他の釣り人を意識した時間帯や場所選び、水辺への近づき方や立ち位置の工夫、バスの居着きそうなスポットへのプレゼンテーションなど、どんな方向からのアプローチでも構いません)があれば是非ご教授ください。
記事にするまでもないということでしたら、コメント欄への返信という形式でも構いませんので、よろしくお願いします。
ふくちょーさんこんばんは(^ ^)
記事に関しては、ちょっと時間がかかるかもしないので、軽くコメントで返信という形を取らさせていただきます(>_<)今回のふくちょーさんのコメントで一番大切なポイントは『本来バスが持っている旺盛な好奇心が完全に失われているわけではないような気がしました』 という部分だと思います。 敢えて強きな釣りをしたことによって、その反応がバスから得られたのだと思います。 この記事を書いている私も、もともとめちゃくちゃライトラインでライトリグにハマっていました。ですが、『スレたバスやハイプレッシャーのバスには意外とあんまり効果的ではない』というのが最近の私の見解です。 では、効果的な釣り方の基準値としては『ワームであれば8~10インチ』程度のボリュームだと思います。これくらいないと逆に食いつかないと思います。 実は今日、ハイプレッシャーのフィールドで46センチのバスを釣り上げたのですが、それも8インチのバークレーのキングテールというカーリーテールのワームです。 シンカーは10g。 流石に、食わないんじゃない?という不安もありましたが、やっぱり食いました。ですから、スレッからしの場所だからこそ惹きつける要素が大切なのだと思います。
みんなが3〜4インチだとそのサイズにバスからしたら見飽きます。でも8~10インチはまだ見たことがないんです。
なぜならみんな投げないからです。
だから、異常な反応を示します。『みんなが投げないサイズやカラーを投げる』これが基本だと思います。
ビックベイトのエイトトラップなんかも、もうバスが狂った反応を示します。まさにあの感じです。人間が新商品に異常に反応するように、見たこと無いものに対して、異常に反応を示すのは人間も魚も同じです。
もともとルアーフィッシングは、食べるときに使うスプーンにバスやトラウトが食いついたのが始まりですから、そういった部分から考えることですね。
それをどうしても雑誌に書いているような釣り方を真似するのは違うような気がします。
あと時間帯に関しては、私の考えは若潮〜中潮の下げのタイミングです。ここが安定的に釣れることが多いです。
下げ潮のタイミングにしっかり合わせるのがコツです。
淡水だろうが必ず関係します。逆に小潮や満月はなかなか厳しいですね。
あとは、近づき方は静かに近づくのが基本ですが、バスにルアーを気づかれないようにあえて遠くに投げるのもコツです。
自分からではなく、バスの方からルアーに気づいてもらようにすることを心がけて観て下さい!!
また何かありましたら、自分のできる限りの返信をさせて頂きます。
実際に釣ってみた上で今回は返信させていただきましたので、少し連絡が遅くなりましたが、ご了承ください。