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【バス釣り】ラインの太さの基準は?スピニングで8ポンドは太い?素材の選び方も解説
- バス釣りのラインはどれくらいの太さを使えばいい?
- 細いラインだとデカバスがかかった時に不安だし、太いラインはバスに見切られないか心配…。
- ラインの素材はどうやって選べばいい?
そんな疑問に答える記事です。
私の結論。バス釣りではなるべく太いラインを使いましょう。それは、いつデカバスが掛かるか分からないし、油断して細い糸を巻いて釣りをしている時に限ってランカーサイズのバスが食ったりするためです。
具体的には、スピニングで最低でも8〜10ポンド、ベイトは16〜20ポンド程度のラインを使うと良いでしょう。
実際に私も、2回も50クラスのバスを掛けたのにも関わらず、どちらも糸を切られてバラしてしまい悔しい思いをしました
バラした時の糸の太さはスピニングで10ポンド。結構太いラインを使っていたのですが、走られた時に木に巻かれてしまったのです。
そんな私のような悔しい思いをしないよう、ラインは「太いかな?」と感じるくらいのものを巻くことをおすすめします。
10ポンド程度の太さのラインでも、周囲に障害物がないようなオープンウォーターでない限り、切られてしまう可能性は十分にありますからね。
また、太いラインはフッキングさせやすいというメリットもあります。
素材については記事の後の方で解説しますが、十分な太さとフィールドに合わせた素材のラインを選ぶのがポイントです。
ちなみにポンドというのは、ラインの強さを表す単位のことです。ラインのパッケージに「4lb」とか「8lb」とか書いてありますよね。数字が大きいほど太いラインだということです。厳密には太さ=強さではなかったりもしますが、とにかく数字が大きいほど切れにくいラインだと思っていただいて大丈夫です。
1ポンドの重さは約450グラムほど。50センチを超えるようなランカーバスだと重さは大体4〜5キロくらいになるので、10ポンドのラインであればギリギリ耐えられるということになります。
もちろん、ロッドやリールの性能によっても変わってくるので、細いラインでもデカバスを釣り上げることは可能です。ですが、ラインブレイクという悔しいバラし方をしたくない私は、バスの重さに耐えられる太さのものを選んでいます。
本場アメリカだと太いラインが主流
日本のバス釣りでは、どちらかというと細い糸を好む傾向にありますね。スピニングだと3〜5ポンドのラインを使う人も結構います。ベイトでも基本12〜16ポンドあたりを使う人が多いんじゃないでしょうか。
ですが、冒頭で書いたようにラインブレイクによるバラしを経験してからは、スピニングで8〜10ポンド。ベイトは16〜20ポンドを使うようになりました。いつデカバスがかかっても良いように、普段から太めのものを巻くようにしているんですね。
ちなみに、バス釣りの本場であるアメリカでも、太いラインが主流です。
- ミノー系の釣りだと16〜20ポンド。
- スピナーベイトで20〜25ポンド。
- ラバージグで20〜25ポンド。
- バズベイトで20〜22ポンド。
- トップウォーターで16〜22ポンド。
- ノーシンカーのシャッドテール系の高比重ワームだと16〜22ポンド。
- スプリットショットなどのライトリグで8〜12ポンド。
- ピッチングやフリッピングでヘビーカバーを撃っていくような釣りで、25ポンド〜30ポンド。
大体こんな感じだそうです。
これを見ると、日本のバス釣りのラインとは基準がだいぶ違うことがわかりますね。
アメリカだと、スピニングでも14ポンドくらいのラインを使って、ブッシュの中を果敢に攻める釣りをするそうです。そうやってポイントをどんどん攻めて奥の奥にルアーを送り込んでいくことによってこそ、デカバスを釣り上げられるということですね。
ブッシュの中にルアーを投げ込んでも、太いラインであれば少々引っ掛かっても切れずにルアーを回収できますからね。
細いラインだと、ブッシュの奥にルアーを投げようと思っても、ラインが細いとルアーのロストが怖くてタイトに攻めるのは気が引けてしまいますよね。ラインが太ければ強気の攻めも可能になるんです。
濁ったところだと魚は障害物の奥に身を潜めることが多いので、なおさら太い糸で攻める釣りが必要となります。
デカバスを狙いたいなら、是非とも太いラインを巻くように強くおすすめします!
太いラインを使う場合のデメリット
太いラインのメリットばかり強調してきましたが、当然ながらデメリットもあります。
バスに見切られる
水質がクリアなフィールドや、バスがスレている場合など、太いラインだと見切られてしまうこともあります。それが太いラインの最大のデメリットと言えるでしょう。
私の場合は、そういったパターンではカムフラージュ系のなるべく目立たないラインを使うようにしています。あくまでも太さは維持したままです。
アタリが取りにくい
また、「太いラインだとアタリが取りにくい」という意見もあると思います。これは釣りスタイルの問題なのですが、小さいアタリを取らなければならないような繊細な釣りをあまりしない私の場合は気にしたことはないですね。とにかく、ラインブレイクでのバラしは避けたいという一点なのです。
ラインを長く巻けない
あとは、太いラインを使う場合、ラインを長く巻けなくなるというデメリットもあります。
太いラインを使っていく場合には、リールの番手を大きくするか、深溝スプールのものを使うようにしましょう。使うラインを、大体100メートルくらい巻けるものを選ぶと良いですよ。
こうしたデメリットもありますが、冒頭に書いたメリットの方がこれらを上回ると私は考えています。
ラインの種類と特徴
太さも大切なのですが、ライン選びの際には素材にも注目しましょう。
初心者さんの中には、「ラインの種類がたくさんあってよくわからない」という人も多いのではないでしょうか。私も始めた頃はラインの素材の違いがわかりませんでした。
ここでは、ナイロン、フロロ、PEのそれぞれの違いについて解説します。
ナイロンライン
ナイロンラインは伸縮性があり、強い魚がかかった時にも取り込みやすいのが特徴です。
適度な比重があるので、ルアーやレンジを選ばず使えるオールマイティな素材でもあります。
バス釣りを始めたばかりで自分のスタイルが決まっていない初心者さんは、まずはこのナイロンラインを選ぶと良いでしょう。
「トップの釣りが得意」「フィールドに障害物が多い」など、ご自身の釣りのスタイルが決まってきたら、次に紹介するフロロカーボンやPEラインに移行していくと良いと思います。
障害物に擦れて摩耗しやすかったり、変色しやすいというデメリットもあるので、ハードなフィールドでは避けた方が良いでしょう。
バス釣り初心者の方はナイロンラインを使おう
フロロカーボンライン
フロロカーボンラインは、ナイロンよりも伸縮性については劣りますが、摩耗に強いという特徴があります。伸縮しにくい分、魚のアタリをダイレクトに取れるのも魅力ですね。
摩耗に強いので、障害物が多いフィールドに行く場合におすすめの素材です。
比重があり沈みやすいので、ボトムを取る釣りにも向いていますね。
硬いラインなので、巻き癖がつきやすいのはデメリットになります。
ストラクチャーが多いフィールドやボトムを攻めるときはフロロカーボンラインを使おう
PEライン
PEラインは、硬く摩耗性に優れているラインです。
フロロカーボンとは反対に比重が軽いので、水面に浮かぶのが特徴です。トップウォーターの釣りに適したラインと言えますね。ノーシンカーワームを使う場合にも良いでしょう。
軽いラインなので風の影響を受けやすいのがデメリットです。河川など、風が強いフィールドだと使いにくいと思います。
トップやノーシンカーの釣りではPEラインを使おう
偏光サングラスで水面のラインが見やすくなる
バスだけではありませんが、釣りにおいてラインを見るというのも重要です。例えばラバージグなどのフォール中にバスが食ってきた時、ラインが緩んだり横に走ったりする動きが出ることがあります。
そうした動きを見逃さないよう、偏光サングラスを用意しておくのがおすすめです。かけてみるとわかるのですが、水面のちらつきがぐっと下がり、ラインや水中の障害物まで手に取るようにわかるようになります。
1つは持っておくと、バス釣りの上達も早くなりますよ。
まとめ
バス釣りで使うラインの太さや素材の選び方について解説してきました。
繰り返しになりますが、デカバス狙いの場合には、必ず太いラインを使うようにしましょう。障害物の奥にも強気にルアーを送り込めるようになります。
- スピニングなら8〜10ポンド
- ベイトは16〜20ポンド
というのが私の最適解です。
ラインブレイクによるバラしはルアーも失いますし、本当に悔しいです。そんなバラし方をしてほしくないので、ラインは太いものを使うように強くおすすめします!
また、素材についてはフィールドに合わせて選んで欲しいのですが、まとめると次のような感じです。
- 釣りスタイルの決まっていない初心者さんやオールマイティなフィールドで釣りをする場合にはナイロンライン
- ストラクチャーが多いフィールドやボトムの釣りが多い場合にはフロロカーボン
- トップウォーターの釣りが好きな方はPEライン
ご自身の釣りに合わせて選んでみてください。
今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (2件)
こんばんは。
ブログのバスフィッシングについての記事、全てではありませんが、半分ほど拝見しました。
私は昨年の夏の終わりから本格的にバスフィッシングを始め、まだ子バスを数えるほどしか釣り上げたことのない事実上の初心者なので、大変勉強になります。
(厳密には、幼少期に叔父にバスフィッシングを教えて貰い、良サイズのバスを釣ったこともありましたが、論理的な思考が十分にできなかった当時は、ひたすら叔父に指導されるがままやっていただけで、全く自分で考えて釣りをしていませんでした。)
これまで長らく今使っているラインの太さについて悩んできたのですが、身の周りにバスフィッシングをしている方が居らず、また、SNSなどを通じても太いスピニングのラインを使っている方になかなか巡り会えなかったことから、ここで教えを請わせていただければと思い、コメントさせて戴きました。
ブログ主さんのブログの各所を拝見しますに、村田基さんへの少なからぬリスペクトを感じます。
私も身近に釣りについて教えを請う相手がいないことから、物心つくかつかないかのときに聞いた「ミラクルジム」の名声を頼り、youtubeの「爆釣チャンネル」や、キャスティングのDVDを通じて村田さんに私淑しております。
その村田さんも、ご自身のバスフィッシングにおいて「8lb未満のラインを使うことはあり得ない」「スピニングでは障害物の多さに合わせてナイロンの8~12lbを使う」とおっしゃっていたと思います。
実際、手元にあるシマノ社の2500番のリールを見ても8lbで70mとラインを巻く長さの目安が書いてあるので、8lbまではメーカー側も使用を想定している太さなのかなと考えております。
そこで、私もそれに倣おうと思った一方、SNSを見ていて、ナイロン8lbでも「太すぎておよそ快適と言える釣りではなかった」という感想を複数見かけたことがあり、他にも「8lb以上になると、スピニングリールの構造上、ライントラブルが多発する」という趣旨のブログも複数見てきました(後者はフロロカーボンラインを念頭におっしゃっていたのかもしれませんが)。
そんなことから踏ん切りがつかず、さりとて村田さんの言葉を思い返してあまり細いラインで釣りをすることにも抵抗があり、今は村田さんがスピニングのラインに推奨しているというGT-R N-SPECリミテッドから中途半端に6lbを巻いて釣りをしております。
それでも、これまで子バスしか釣り上げていないことと、山深い私の地域でほぼ唯一の釣り場であるダム湖が障害物に乏しいオープンフィールドであることから、目の前で見事な大ジャンプを決められてバラした推定50cm前後のバス1尾含め、バスを掛けてからのラインブレイクは経験していないのですが、後述の自分の釣りのスタイル(縛り?)からして、「6lbの細さに拘る必要があるのだろうか」とも疑問を感じています。
以上より、以下のことについて教えて戴ければ幸いです。
(1)スピニングに巻いているのはナイロンラインですか?(できればよく使う銘柄も教えてください)
(2)8lb以上のナイロンラインを巻いてから、それ未満の太さのラインを巻いたときと比べてライントラブルは増えていますか?
(3)8lb以上のラインを使うことで、ルアーやワームの動きや当たりの伝わり方が悪くなったというようなことはありましたか?
(4)バスを釣り上げた絶対数が少ない内は、大型のバスに対応することを意識し過ぎず、数釣りをして経験を積むために、子バスも意識したタックルで釣りをした方が良いのでしょうか?
本来は、実際に自分で8lb以上を巻いて使ってみるのが一番だと思うのですが、12月以降は魚影も当たりも無い日が続いており、ハイシーズンまでまだ時もあることから、豊富な経験をお持ちの方の意見をお聞きしたいのです。宜しくお願いします。
※アドバイスを戴けるのであれば参考になるのではないかと思い、今の私のタックルについても記しておきます。
ロッド:シマノ社18ワールドシャウラ2651F-3
リール:シマノ社18ステラ2500HGS
ライン:ナイロン(サンヨーナイロン社GT-R N-SPECリミテッド)6lb
と、生意気にもなけなしのお金を使って「小ジム」とでもいうべきタックルを揃えました(そのせいでベイトタックルの購入が遅れ、未だにこれ一本で釣りをしているのですが(笑))。
村田さんプロデュースのロッドなので当然太い糸にも対応していますし、リールの性能は世界一と評して過言ではないレベルだとは思うのですが、未だに8lbへの踏ん切りがつかないのです。
ルアーについては、今までは専ら1/4oz以下のライトプラグを中心に釣りをしてきました。
しかし、お恥ずかしい話ながら、お気に入りのルアーであるメガバス社「POP-X」以外は一切釣果を得ていません。
ワームを使うときも、村田さんほどの強気ではないにせよ、クローワームなど幅のあるワームでも3インチより下にはサイズを落とすまいと誓って釣りをしています。
故に、(3)に見た声が、村田さんのいうところの(一般からすると非常に範囲の広いらしい)「セコ釣り」に限定して起こるものであれば、私にはあまり関係がないのかもしれないと推測しています。
ふくちょーさん。ブログを読んでいただきありがとうございます。
凄い良いタックルをお持ちですね(^ ^)
1つずつ質問に回答していこうと思います。
(1)私が巻いているのは100パーセントナイロンラインですね。巻いている銘柄としては、『GTR ULTRAの8ポンド」ですね。これはナイロンラインですが、フロロカーボンよりも強度が強いそうですよ。
(2)10ポンドのナイロンラインを巻いてスピニングタックルで釣りをした時は、確かにライントラブルが多かったですね。
ただし、私の場合はガイドの小さい8ポンドラインまでを推奨しているスピニングロッドだったことも関係すると思います。
ふくちょーさんが使っておられるワールドシャウラは他のメーカーのロッドと比べてみても、非常にガイドが大きいのですから、おそらく12ポンドぐらいまでは快適に使えると思いますので10lbを使ったとしてもトラブルは増えないと思います。
(3)8ポンド以上のラインを使うことで、ルアーやワームの当たりの伝わり方や動きは、ほとんど変わらないと感じますね。
(4)今のタックルで小バスも十分釣ることはできますし、大型のバスであってもある程度対応できると思うので、6lbでどこまでいけるか試してみてはいかがでしょうか?
私が中学生の頃は6lbラインで40後半は普通に釣り上げてました。(ただし、抜き上げることは出来ない。足場が高ければネットが必要)
オープンウォーターで何も障害物がなければ、50クラスであってもドラグ調整など上手くやれば取れると思います。
しかし、立木に巻かれてしまったら、8や10lbでも切られてしまいます。
もしもオープンウォーターで何にもないのであれば、6lbで問題ないと思います。
あと私の経験ですが、8lbのラインで40センチのバスを抜き上げられるかやってみたところ、切られてしまいました。
なので、細い糸でやる時は、どんな足場かにもよりますが、ネット(網)は持っておいたほうが絶対に良いと思います。
ふくちょーさんや私の考えって正直今の日本のバスアングラーからしたら、相当糸が太いと思います。以前某釣り番組を見ていると『今日は太めの6lbを巻いてます』とか言ってました。
私は『あれっ6lbが太いんだ』と感じてしまいました。多分日本の多くのアングラーの方はでライトリグをやる方は、『フロロカーボン4lb』が主流だと感じます。
なので、今のタックルセッティングは決して小バス用ではないと思いますよ。
補足
*まず村田さんが、『最低8lb』と言っていますが、以前芦ノ湖で釣りをしている時には、6lb巻いてましたね。
要は、オープンウォーターで何にも障害物がなければ6lbも使うということですね。
*ステラに関して言えば、村田さん基準でいくとバスで使うには、3000番だそうです。
ただし、これも釣りをする場所によりますからね。
障害物が多いところで、12lbを巻いて、でかバスが掛かった時のことも想定しているのでしょうね。
*ライントラブルに関しては、おそらくフロロカーボンラインだからでしょうね。ライントラブルをなくす方法は、『ナイロンラインを使うこと』だと思います。
私はナイロンラインの8lbを基準に使っていますが、ほとんどトラブルは無かったですよ。
*ステラ2500に8lbが100メートル巻けないことに少し違和感をお持ちだと思います。
『6lbだと少し細すぎるし、8lbだと100メートル巻けないんだよなぁ』という感じでしょうか?
私がその立場であれば、やはり『GTR-ULTRA』の6lbを巻くと思います。
それであればきっちり100メートル巻けますし、糸が強いですからね。
*POP-Xは本当によく釣れますよね。数も釣れますし、でかいのもよく釣れます。中学時代の思い出のルアーですね(^ ^)
*あとワームのサイズは気持ち大きめを使ってみてはいかがでしょうか?
私は昔は『たくさん釣るには小さくすればするほど釣れる』と思ってたのですが、どうやら大きめのサイズの方がバスの反応が良いと感じています。(でかいバスには)
カラーに関しても昔は『自然界には無いカラーは食わない』と信じ込んでました。最近では昔使わなかった派手な色を使うようになると、意外と釣れるようになりました。
自然が相手なので答えは無いにしても、自分の思い込みは意外と違うんだなぁ〜と感じながら、釣りを楽しんでいる今日この頃です(笑)
長々とすいません。ぜひ参考にしてみてくださいね。