バスが今までに見たことのないルアーを使ってみよう。→ショップを見る
見えバスの釣り方を徹底解説!サイトフィッシングで簡単にバスを釣るコツ
釣り人の方から見えているブラックバスのことを「見えバス」と言いますね。釣りに行くとそんな見えバスを見かけることが良くあると思います。
特に春頃になると、浅瀬にバスが上がってくるので見えバスに遭遇する機会も増えます。
ですが、この見えバスって意外と釣れないんですよね…。投げても投げても警戒されるだけで、なかなか食いついてくれません。何を投げても、自分のルアーに見向きもしてくれないという経験はありませんか?
私も、見えバスに向かって色んなルアーを試しに投げて見たこともありますが、何を投げても一切反応してくれなかったことは非常に多いです。
ただ、最近になってやっと見えバスを釣るコツがわかってきました。実際に口を使わせることも比較的簡単に出来るようになってきています。
今回は、見えバスをサイトフィッシングで釣る方法について徹底的に解説します。
見えバスの釣り方のコツとは?
この章では、見えバスの釣り方のコツに関して解説していこうと思います。
気配を無くすことを心がける
一番大切なのは、バスにこちらの気配を悟られないようにするということです。
ブラックバスという魚は非常にデリケートです。少し物音がするとすぐに逃げていきます。また、魚は基本的に視野が非常に広い上に、視覚以外にも明るさを感知する能力があるとされています。
たとえ音を立てずに近づいたとしても、人影が動いただけであっという間に逃げてしまいます。
見えバスを見つけた際は、物音を立てないのはもちろん、水際に近づきすぎないということも重要です。
覚えておかなければならないことは、釣り人の方からバスが見えているということは、バスの方も釣り人の存在に気づいているということです。
バスが警戒態勢にならない距離から静かに攻めることを心がけましょう。
バスの行動を観察する
気配を消して近づいたら、すぐにルアーを投げるのではなく、まずはバスの行動パターンをじっくり見てみましょう。
そのバスが一匹で泳いでいるのか群れで泳いでいるのか、ベイトフィシュを追っているのかボーっとしていてやる気のなさそうなバスなのか、なんとなくで良いので把握します。
エサを追って浅場に上がって来ている見えバスの場合、かなりの確率で食わせることができます。この後解説する方法でアプローチしましょう。
逆にやる気のなさそうなバスの場合には、テリトリーを刺激して闘争本能を掻き立てる釣りになります。
バスから離れた場所にルアーを投げる
さて、バスに警戒されずにルアーを投げられる場所まで辿り着いたとしても、すぐに見えバスめがけてルアーを投げてはいけません。
ここは凄く大切なポイントなのですが、バスの視界に入るか入らないかギリギリにルアーをキャストしましょう。
多くの人が見えバスの近くにルアーを投げるという間違ったアプローチでバスに逃げられてしまっています。これは活性が高かったり、プレッシャーが低かったりすれば食ってくることもありますが、普通は反応してくれません。むしろ、警戒されて逃げられてしまいます。
まずはバスから離れた場所にキャストし、ルアーの存在にバスの方から気付いて向こうから寄ってきて食わせるのがコツです。
ルアーを激しくアピールするようなやり方は、バスに警戒心を与えるだけでなので避けるようにしましょう。
着水音をなるべく小さくする
アプローチする際は、ルアーの着水音を小さくするよう心がけましょう。
ただでさえ警戒心の強いバスですが、見えている個体は普段以上に警戒しています。天敵から丸見えになるというリスクがあるわけですからね。
見えバスは音に敏感に反応するため、不自然な水音がすると一気に警戒モードに入ります。
着水音はなるべく小さくし、バスにプレッシャーを与えないようにアプローチしましょう。
最後はフォールをさせて食わせる
ルアーに興味を示した見えバスが最終的に口を使ってくれるときは、ルアーが縦の動きをした瞬間であることが非常に多いです。
一番良いのは、ノーシンカーワームをゆっくりフォールさせるやり方です。スイッチが入って食ってくれますよ。
ここでのポイントは、ラインテンションを張らずにフリーフォールさせること。できるだけスローで沈めたいので、ノーシンカーワームが良いのです。
何かアクションをつけたりした方が良いのではないかと思うかもしれませんが、ゆっくり沈めるだけで食ってきてくれるので大丈夫です。
このアクションをバスの視界ギリギリで見せることができれば、向こうから自発的にアタックしてきます。
見えバスのでかいサイズを釣る方法
この章では、見えバスのデカいサイズを釣る方法に関して紹介します。経験上、50センチを超えるサイズの見えバスを釣るにはあるコツがあることがわかってきました。
大きいサイズのルアーを使う
大きいサイズの見えバスは、4インチとか5インチの小さいルアーにはほとんど見向きもしてくれないんですね。これは私が広島県の野池で、50センチオーバーの見えバスに口を使わせた際に分かったことです。
50センチを超える見えバスに対して、3インチのセンコー、6インチのシャッドテール、リアルなミミズに似たワームなど、とにかく持っているものすべて投げたのですが、反応はゼロ。完全無視でした。
ですが、15センチくらいのスイムベイトを投げたら急にスイッチが入ったんです。
デカバスが反応したのは、イマカツ「ステルススイマー」のヒウオカラー。これを投げた途端、急にルアーにアタックしてきたんです。
他にも大きいサイズの見えバスを見かけた時にはこのルアーを投げるようにしているのですが、やはり反応がとても良いです。デカい見えバスは、基本的にルアーのサイズを上げないと反応しなさそうです。リスクに見合った価値のあるエサしかとらないということなのかもしれませんね。
エサに似たカラーを使う
カラーについては、エサに似たナチュラル系のものが見えバスには有効です。
「派手めなカラーの方が良い」という意見もありますが、私の経験上はエサに似ているカラーの方が、大きい見えバスの反応が圧倒的に良いです。
このピンクのカラーも試してみましたが、反応はイマイチ。見えているバスではなければ、ピンクやチャートなどのアピール系のカラーもよく釣れるんですけどね。見えバスにはナチュラルカラーの方が断然効きます。
想像ですが、見えバスは好奇心ではなく闘争本能か食欲でしか口を使わないのかもしれませんね。
見えバスを釣る上おすすめのワームは?
この章では、見えバスを釣る上でのおすすめワームを紹介します。
デカバスに限らず、見えバス攻略で断然おすすめなのは、スワンプクローラーです。
このワームを、以下のようにネコリグで使用します。
フックは、クロスファクター サイコショット4のようなネコリグ用のものを使用するとよいでしょう。
使い方としては、見えバスを見つけたら、バスの視界にギリギリ入らないくらいの距離にキャストします。
そして、ゆっくりとフォールさせてみてください。
ここで反応がなければ、竿先を小刻みに震わせるシェイキングをしても良いのですが、ゆっくりとフォールするルアーをバスに自発的に見つけてもらう方が反応は良いはずです。
これを何回か繰り返してみましょう。
うまくバスに気づいてもらうことができれば、間違いなく口を使うと思いますよ。
魚は確実にいるのにルアーに反応してくれない時は、ハンドメイドルアーを使ってみるのも1つの方法です。市販のルアーに見飽きたバスも、嘘みたいに反応してくれることもあります。「人とは違う打ち手」を持っておけば、一人勝ちできることもあるはずです。
小魚そっくりの見た目のC-moonシリーズは、プレッシャーが高くアピール系ルアーには見向きもされない場面で威力を発揮するルアーです。
バルサ製のボディは、プラスチックルアーとは異なる波動でターゲットの警戒心を解いてくれます。
じっくりと「ほっとけメソッド」で使ってみましょう。
見えバス釣りには偏光サングラスが必須
見えバスをサイトフィッシングで釣る時、あるととても便利なのが偏光サングラスです。
偏光レンズは反射光をカットできるため、水面がに日光が反射している場合でも、水中の様子が手に取るようにわかります。
バスの様子を観察しながらのサイトフィッシングを有利に進めるには、偏光サングラスは必須アイテムといえるでしょう。
まとめ
今回は「見えバスの釣り方」を紹介しました。
最後にポイントをまとめますと、
- 気配をなくし、バスに気づかれないようにルアーをキャストする
- キャストの際は着水音をできる限り小さくする
- ゆっくりフォール中に食わせる
ですね。
見えバスを見つけたら興奮してバスめがけてルアーを投げがちですが、焦らず静かにじっくり攻めるようにしましょう。このポイントを押さえておけば、見えバス攻略はバッチリです!
今回は以上になります。最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (2件)
ブログ主様
こんばんは、先日はアドバイスありがとうございました。
先の金曜日に転居先へ行く用事があり、その際に釣具店に立ち寄ったところ、POP-Xの真っ黒な限定カラーが値引きされて売っていったので、戴いたコメントを思い出してリアクションバイトしてしまいましたw
昨日、私はバスを釣りにいつものダム湖へ行き、残念ながらノーフィッシュに終わったのですが、そこで出会ったランカーサイズの見えバス2尾に遊んで貰った経験から、「バスの作戦に沿ったルアーの見せ方をすると、警戒心が強い大きな見えバスも釣りやすいのではないか」と思ったので、ご意見をお聞かせいただきたくコメントしました。
今回も例に漏れず長文で恐縮なのですが、宜しければお付き合いください。
簡単に状況を説明すると、ダム湖は明後日からの減水期に向けて水位が先週から2m弱くらい下がっており、最上流に出現した浅瀬(水深50cm~1m程度)にランカーサイズのバスが2尾いました。
他のバスは台風通過の影響か、朝から全くやる気がない中、彼らの内1尾は減水によってそのエリアにできた滝状の地形の滝壺へ視線を向け、その脇の岩陰に身を潜め、もう一方は滝壺正面から少し下流の岩陰に身を潜めていました。
私にはこの2尾が連携しながら、雨によって流れの勢いを増した上流の渓流域から餌が流されてくるのを挟撃するように待ち構えているように見えました(実際、2尾は時々仲睦まじそうにお互いの存在を確認しあっていました)。
なお、釣り人の足場が高く、鋭い岩も散在するため、針を掛けた後はパワータックルで下流の足場の良いところまでバスを強引に引っ張って取り込むしかないという状態でした。
こんな日に限って私の持つルアーで最大のスケールを持つステルススイマーを忘れた私は、手持ちのワームで最もボリュームがあり、ゴリ類に似た色をした5インチのクローワームを軽めのシンカーを使ったテキサスリグ(想定されたルアーアクションを出すため)にして用意しました。
最初は下流側のバスに狙いを付けたのですが、ルアーの見せ方を色々と試してみると、この記事の通り「ワームのサイズを5インチから4インチに落とすと途端に反応が悪くなる」「直接水に落として大きな音を立てるより、一旦対岸に落とすなどして静かに着水させた方がバスは逃げない」「バスの視界内にワームを落とすと逃げる(岩陰に入っている時を除く)」「ズル引き(横の動き)よりボトムバンピング(縦の動き)の方がバスの反応は良い」ということを観測できました。
この他に様々試行錯誤したのですが、明らかにバスが捕食の姿勢を示したのは以下の2つでした。
1つ目は、滝より少し上にワームを落としてドリフトさせ、ワームが滝壺に落ちたときです。
この時は滝壺の脇に潜むランカーバスが躊躇せずにワームへ突進して行きました。残念ながら、バスは気泡と流れに遮られて途中でワームを見失ってしまい、その後、バス自体も滝壺かその反対側の落ち込みに身を隠したのか見失ってしまったのですが、バスがワームを見失わなければそのままヒットしていたのではないかと思います。
二つ目は、私のいる足場から誤って落水して溺れている小動物を模倣し、「チョウチン」を試したときです。
チョウチンを垂らしたのは滝壺脇のバスが身を隠していた岩のすぐ近くで、溺れる音が場合によってはバスの捕食音にも聞こえることを期待しました。このときは音を聞いた下流側のバスが様子を見に来て、水面を激しく出し入れされるワームの眼と鼻の先にまで迫り、食いつくかやめておくかとても悩んでいる様子でした。
最後はその前に試行錯誤してプレッシャーを掛けてしまっていたこともあり、見切られてしまったのですが、不自然でないアプローチならば音は良い方向にも働くことがあるような気がしました。
これらに共通することは、今回は「餌を待ち伏せしているバス」という少し限定的な状況ではありますが、彼らが狙った餌を食べるまでの筋書き通り、あるいは、そこから想定できる範囲内の事態でバスを誘ったということで、老獪なランカーバス達もこのようなアプローチをすれば騙されることがあるかもしれない、と思ったのです。
一方で冷静になって考えると、「ランカーバスが仲良く協力して狩りをすることなどあるのだろうか」などとも考えて、自分の頭の中で物語を作り過ぎている気もしてしまいます。
ブログ主様はどのようにお考えになるでしょうか。
余談ですが、ランカーバスが餌を捕まえるために、減水や雨天など状況の変化を適切に読み取り、効率的な捕食作戦を立案している様子(上記の通り、私の思い込みかもしれませんが)にも大変驚愕しました。
バスプロがでかバスを釣る名手ならば、でかバスは巧みに餌を食べる名手なのかもしれませんね。
ふくちょーさんこんにちは!いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
そうですね。ランカーバスであればあるほど、エサを食べるのは間違いなく上手いと考えて良いと思います。小バスに比べて釣られた回数が多いわけですから、その分本物か偽物かの区別は相当上手いと思います。
また、仲良くエサを食べるのは良くあると思いますよ! 私もスイムベイトでランカーが2匹同時に追ってきたことがあるので、仲良く協力してエサを食べようとすることは間違いないですね。
ランカーバスに良く言われていることは『季節の変わり目の動く』ということです。
例えば、梅雨が終わり、本格的な夏に変わる瞬間であったり、夏から秋に変わる変わり目を小バスに比べてものすごく敏感に感じ取っていると言われています。
ですから、様々な条件を敏感に感じ取り、確実に生き残っているための捕食作戦はあると思いますね。
そこでそのような賢いバスを釣る方法としては、『とにかくエサに似せてみること』だと思います。
その場所で何を食べているのかを徹底的に分析し、いつもバスがエサを食うであろう場所や時間にそれを投げると良いと思います。
あと付け加えますと、水深がもしも浅い場所であれば、出来るだけノーシンカーの方が良いと思いますね。
ノーシンカーでゆっくりと目の前で縦にフォーリングさせるのが良いと思います。それが、テキサスであれば、落ちるスピードが速すぎて逆に不自然に感じさせてしまうことが良くあります。
もちろん流れがあるのでしょうから、ある程度高比重のものが必要になってきますが、ナチュラルさを出すにはノーシンカーの方が良いと思いますよ(^ ^)
ただ、現場が詳細にどんな状況かは行ってもないとわからないのですが、浅いのであれば間違いなくノーシンカーが良いですよ!
反応があったわけですから、よりナチュラルなアプローチをすれば、確実に釣ることはできると思いますよ(^ ^)
次は是非ステルスで試してみてはいかがでしょうか?