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ピンク色のルアーはバス釣りにも効果あり?穴場カラーを使って1人勝ちしよう
別の記事で、黒こそバス釣りルアーの万能カラーだということを書きましたが、ルアーフィッシングという広いカテゴリーの中で一番ベーシックなカラーは何でしょうか?
答えは「ピンク」です。
例えば、エリアトラウトや海のシーバス、メバリング、アジングなど、バス釣り以外のルアーでは、必ずと言っていいほどピンクがラインナップに含まれています。
ですが、なぜかバス釣りではピンク色のルアーは少なく、ほとんどの人が使わないカラーになります。
実は、この「他の人があまり使わない」というのがポイントで、バス釣りにおけるピンク色のルアーは一人だけ爆釣できてしまう魅力を秘めています。
そう、ピンク色のルアーは、実はバスがよく釣れます。
今回の記事では、なぜルアーフィッシングではピンク色がベーシックカラーなのか、バス釣りでもピンク色が有効な理由について、実体験をもとに解説していきます。
ピンク色の効果は何?
この章では、ピンク色の効果ついて解説していきます。
1.視認性が抜群
ピンクがルアーフィッシングでの定番カラーである最大の理由は、とにかく抜群の視認性があるからです。遠くから見ても、チャートカラー以上に目立つ色だと言われています。
特に昼間の薄暗い水中では、ピンクの視認性は抜群です。
ルアーフィッシングで重要なのは、まずは魚にルアーを見つけてもらうことです。魚がルアーを見つけて、「これなんだろう?」と考え、興味を持てば口を使って確かめにくるというわけなんですね。決して、最初からエサだと思って寄ってくるわけではありません。
自然界にあまり存在せず目立つピンク色は、魚の興味を惹きつけるという部分においては最強クラスのカラーだというわけです。だからさまざまな釣りで使われているんですね。
ちなみに、ピンク色は釣り人にとっても、水中のルアーがどこを泳いでいるのかを把握できるのでメリットが大きいです。
バス釣りにもピンクは有効?
バス釣りにもピンクはめちゃくちゃ有効です。
なぜなら、バス釣りでピンクを使う人があまりいないからなんです。使う人があまりいないイコール、バスが見慣れていない色ということです。好奇心の強いバスは、見慣れないものに惹きつけられます。
多くの人は、メーカーのラインナップの中から無難な色を使いがちです。私自身、ピンクを真っ先に選択する人はあまり見たことがありません。
ですが、前の章で書いたようにピンク色は水中で目立つので、遠くのバスにも強くアピールします。ピンク系のルアーを最初に投げて、釣り場の状況を確かめるパイロットルアーとしても役立つカラーだと思います。
私は最近ではピンク色のルアーばかり投げています。思い返してみれば、最近釣り上げた50センチクラスのバスは、ほとんどがピンク系のシャッドテールで釣っています。
みんなが使わないカラーだからこそ、良い釣果が出ることが多いと感じています。
ピンクはどんな状況で効果的?
私の経験上でピンクが特に効果的な状況は次の2つです。
- 水が濁っている
- 魚がどこにいるかわからない
逆に、
- 水の透明度が高い
- 見えバスを狙いたい
というような状況には、あんまり向いてないカラーですね。アピールが強すぎるので、視界の良い条件では魚がびっくりしてしまうからです。
視認性が高くピンクが使いづらい場合には、黒いルアーを使いましょう。
黒の方がスレ(魚がルアーを見切っている状態)に強いので、ピンクのルアーで反応を見て、魚の反応が悪いと感じたら黒いルアーに切り替えるなど使い分けるのが大切です。特に濁りが強く、魚がいる場所が分かりにくい時に、ピンクと黒のコンビネーションが有効です。
ピンクのルアーが見つからない場合
バスルアーには、ピンク色がラインナップされていないものも多いですよね。そうした場合は、シーバスなど他の釣りで使うルアーを代用するのもありです。
海水用だと浮き姿勢などが変わってしまう場合もありますが、ミノーやペンシル、バイブレーションなどの中に使えるものがたくさんあります。バスにとってはシーバス用もバス用も関係ないですからね。
ぜひ、視野を広げて探してみましょう。
例えばシーバス用のルアーであれば、以下のようなシンキングペンシルなどいかがでしょう?
他にも小さめのルアーが欲しい場合には、以下のようなメバルやアジング用のルアーがぴったりなはずです。
「他の人が使っていないルアー」というキーワードを念頭に置いて、色々試してみてください。
まとめ
今回はバス釣りにおけるピンク色のルアーの効果について解説しました。
まとめると、
- ピンクは最も視認性が高いルアー
- あらゆる釣りに対応できるカラー
- バス釣りにも有効なカラー
です。
個人的には、ピンクのようなアピール性の高いルアーで釣りをすることは、ルアーフィッシングの原点に返ったような気持ちになります。
エサに似せたもので釣れるのは、それはそれで楽しいんですが、ルアーフィッシングの面白さは「自然界に存在しないものに魚が口を使うこと」だと思うからです。
ピンクは、バス以外のルアーフィッシングではよく使われるカラーですが、バス釣りだけやっているとあまり使わないという人も多いと思います。先入観を捨てて、ぜひ試してみてください。
今回は以上です。最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (2件)
まさぽんさん、こんばんは。
先日もアドバイスありがとうございました。
ご多忙とのことでしたが、まさぽんさんはいかがお過ごしでしたか。
先日には広島を豪雨が襲ったと思いますが、ご無事だったでしょうか。
私は職場の夏休みで実家に帰省し、自宅と郷里のダム湖を往復しながら過ごしていました。
まさぽんさんからいただいたアドバイスをもとに、ULのバスロッドに管釣り用のリールを取り付けてスプーンを使い、豆バスが群れている浅瀬を見つけて人生初のボートフィッシュを釣り上げることができました。
サイズは15cmしかないベイビーバスでしたが、巻きの釣りでラージマウスバスを釣り上げたのは初めてだったので、素直に喜べました。
他にも自分なりに考えた結果、日中にいわゆる「パターン」に当て込めた釣りができていると実感できた場面が2度あり、へたっぴなりに少しは成長できたのかなと実感できました(そのくせ、悉くミスバイトやバラシで一尾もキャッチできなかったのですが(笑))
さて、今回は今回の釣行で浮かんだ疑問について、まさぽんさんからアドバイスを戴ければと思っています。
表題のピンクについては(1)しか絡んでいませんが、ご了承ください。
(1) 天候とカラーの関係
上記豆バスを釣り上げたのは1.6gの蛍光ピンクのスプーンでした。
このスプーンへの反応は、まさぽんさんがこの記事で記されている通り、好奇心がモチベーションになっているように見え、広い範囲からたくさん魚を集めてきました。
一方でスレるのも早かったように感じます。良い反応を得たときの水質は比較的奇麗でしたが、それでも反応が良かったのは、特に好奇心が強い豆バス故だったと思います。
この蛍光ピンクのスプーンは翌日の釣行でも、豆バスが見えない水深から急浮上してきて4投連続バイトするなど、過去に経験したことが無い驚くべき反応を引き出してくれたのですが、いずれも雨がちらつく曇天でのことでした。
しかし、そこから1日空けての晴天釣行では豆バスのチェイスが急に減りました。
勿論、色という問題ではなく、そもそも巻きの釣りへの反応が悪くなっただけだったのかもしれませんが、一方でPOPXのドッグウォークにはゾロゾロ反応していたので、もしかしたら天候と色に関係があったのだろうかと思いました。
そこで、まさぽんさんの経験から「この天候の時はこの色が強い」というものがあれば、教えて下さい。
(2) 真夏の急激な水温低下への対応
今回の帰省では、私の郷里のダム湖で8月中旬の雨天により、バックウォーター測定で水温が2日で5度も下がったことがありました(一昨日5時で27度→当日13時で22度)。
その日、私は昼過ぎにエントリーし、まもなくバックウォーターにて25センチくらいの小バス1尾がスピナーベイトにチェイスしてきたため、「昼間のこんな状態でも小バスが動けるくらいなら、巻きの釣りで良いのか?」と思ってスピナベでランガンするもその後は全く反応なし。
その後、ライトキャロライナリグにスローダウンして比較的岸に近い線を引いてきたときに、豆バスかブルーギルらしきショートバイトを一度得たのみで終了となってしまいました。
SNSの知り合いからは、「古い、温かい水が残っている場所を探してみて下さい」とアドバイスを貰ったのですが、具体的にどういう場所がそれに当たるのか思いつきませんでした。
(ボートであれば、ダム湖のボディウォーターから外れ、多少の雨では復活することもない枯れたインレットが入っている大きなワンドが候補になり得ましたが、その日はオカッパリだったので、行くこともできず。)
まさぽんさんであれば、こうした時にはどういう場所を探して釣り込みますか?
(3) スピナーベイトの「ガーグリング」が効くとき
今回の釣行でとても嬉しかった体験として、私のスピナーベイトに初めてバスがバイトしてくれました。
その時は白濁りしたバックウォーターに朝5時に一番乗りでエントリーし、先に普通に巻いて駄目だったので、ガーグリングを試した第一投でした。
濁りで見通しの効かない水深から30cmくらいのバスが姿を見せ、「バイト」というよりも「ストライク」という表現が相応しいような、スピナーベイトを弾き飛ばさんばかりの勢いで食いついてしてくれました。
奇しくもバスはヘッドを横殴りするように襲ったので、遊動性の高いトレーラーフックを付けていても尚針掛かりしなかったのですが、「これがスピナーベイトを襲うバスの姿か」としばらく感激してしまいました。
そんなガーグリングですが、どんな季節や状況で有効なのか、まさぽんさんの経験から教えていただけると幸いです。
今回もよろしくお願いします。
ふくちょーさんこんばんは(^ ^)
返信が遅れてしまい申し訳ありません。豪雨に関してはそこまで影響はありませんでしたが、最近もあまり釣りには行けていないですね(^ ^)
そろそろ涼しくなってくると思うので、秋には釣りに行ってみようかと思います。
(1)そうですね。ピンクやチャートのような色は、凄い集魚効果があるというメリットに対して、すぐにスレてしまうというデメリットもあります。
特に小さいバスであればあるほど、派手な色に興味を示すことが多いです。
ふくちょーさんが経験されたこととしては、雨や曇りといった薄暗い天気だったことから、バスにとっては視認性の高いピンクがドンピシャだったのではと感じます。
晴天になってしまうと水中が明るく色が立ちすぎることによって、バスにとってはあまりに目立ちすぎるために違和感を感じて口を使わないなんてこともあります。
なので、ピンクにような色はベーシックな色にはなりにくいけど、出しどころによってはとっても使えるカラーだと言えると思います。
これらを踏まえていくと、
晴天=地味系水に馴染む(スモーク・白)
曇り=派手め(チャート・ピンク・黒)
といった感じでしょうか。
(2)その時その場所の状況によりますが、バスの適水温は22度〜25度と言われています。であればかなりいい水温であることであると言えると思います。
急激な水温低下=悪い状況とは言えないと思います。27度→22度に変わったということはむしろバスが釣りやすい水温に変わったと言えると思うので、無理してバックウォーター以外での場所を探す必要が無いようにも感じます。
それでも魚が上流域に少ないと感じる場合に、下流域へと下がっていくと思います。
濁りが入っていれば、ワンドやストラクチャーが絡むところをタイトに撃っていくと思いますし、濁りが入ってなければ、ランガンして広く探っていくと思います。
一番伝えたいこととしては、22度くらいの水温はかなり場所に関わらず釣りやすいということです。27度くらいであれば、バックウォーターに溜まると思います。
つまり人間で言うところとクーラー(自然界であれば水の供給って意味です)が必要だということ。22度だと快適です。不思議とバスの適水温も22度くらいなのです。
22度だと別にバックウォーターにいる必要がなくなっていると考えられるので、そう考えるとポイントを絞り込まず、秋の釣りにようにクランクやスピナーベイトで広く巻いて釣る釣りではめるしかない?気がしますね。
(3)効く季節は、冬以外ですね。6月〜11月くらいであれば普通に釣ることができると思います。朝場を効率的に探るにも有効ですし、朝・夕のボイルが始まるタイミングでガーリングをすると最高です。
昼であってもやる気のあるバスが勢いよく食ってきますよ!!