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春のバス釣り攻略法を一挙公開!野池の釣りで意識することとは?
春は、冬のようなスローな釣りというよりも、どんどん投げて巻いていくスタイルの釣りが出来るため、バス釣り好きにとって一年の中でも最も楽しい季節だと思います。
春に近づくにつれて、バスの活性もどんどん上がっていき、浅場で見えバスを見かけるようになると『今年もバスのシーズンが来たなぁ』と感じます。バスが一気に産卵行動を始め、徐々に釣れ始める季節ではあるのですが、意外にも難しい時期だったりするのも事実です。
今回は、私の経験からわかってきた“春バスの攻略法”について解説していこうと思います。
春のバスの生態とは?
春は産卵の時期
春はブラックバスのとっては産卵の時期になります。
基本的には3月の末頃から始まると言われていて、大体が5月頃には終わるのですが、遅めのバスだと7月頃まで産卵するのもいると言われています。
春バスの行動パターンは?
春バスは冬に深場に居た奴らが、1,5m以上の水深に上がってきます。そこで何をするかというと、産卵をするためのベッドを作り始めます。
この時期は場所によりますが、だいたい4月の1日とか2日とか。桜が徐々に咲き始める頃でしょうか?桜の咲き始めるころはだいたい水温13度くらい。
満開になる頃には水温15度くらいになり、桜が散った後が水温16度〜18度くらい。
完全に産卵を開始するのは、桜が散った後。ここから本格的な産卵が始まると言われています。
この時に、釣りに行ってみると、1匹だけで浅場にポツンといるバスが必ず居ます。そいつがオスのバス。釣り人からは見えるわけですから釣りたくなるのですが、あくまで私の経験上ですが何を投げても食わないことがほとんどです。
そして、産卵に適している浅場のスペースを見つけてベッドを作るのですが、これが桜が満開になる頃に完成します。その頃メスのバスは、まだ深場に居てエサをたっぷり食べて産卵に備えます。
産卵のタイミングとしては、満月か新月。産卵することには体力を使うので、満月の2日前とかは全くエサを食わなくなるため、釣りに行っても全くルアーに見向きもしてくれないです。
産卵が完全に終わると(5月の20日以降ぐらいにだいたいの個体が産卵する)バスが産卵で体力を使ってお腹が空いているので、一気に食い始めます。なので産卵中はあまり爆釣することは少ないように感じています。
春は産卵の季節。浅場に見えバスがちらほらみかけることもあるが、釣れることは少ない
春バス攻略法とは?
この章では私が春バスを攻略する際に意識していることをご紹介していこうと思います。
スローな釣りを意識する
春は“巻物でガンガン釣る”みたいなイメージがあるかもしれませんが、春にはまだ冬をひきづっているバスも多いです。
私個人でもこたつを完全に仕舞うのは5月の末くらいですから(笑)春といっても、まだまだ早朝や夜は冷えますからね。
バスも同じで、春だからといって早巻きが通用するとは言えません。特に3月とかはまだまだ冬パターンだと思うので、相当スローな巻きスピードが必要だと思っています。
しかし、5月の20日を過ぎて、6月になってくるとだんだん動きも活発になり、割と早巻きでも食ってくることは多いですね。
冬の寒さをひきづっているバスは意外と多い。スローな釣りも心がけてみよう
産卵の前か後に狙いを絞る
ブラックバスは満月か新月にだいたい産卵します。そうすると、産卵の直前や直後は産むことに集中するため、あまりエサを食べません。ですから、満月や新月の直前は、釣りには適していないことになります。
また満月の夜は月明かりで明るいため、バスは夜にエサを食べます。ただし、新月の場合であれば、夜は暗いので夜にエサは食べないようです。
ですから、満月の次の日は夜にエサを食べているわけですから、朝一番(早朝)はお腹が一杯でほとんど釣れませんね。満月の次の日であればだいたい昼ごろからエサを食べ始めると思ってください。
ただし、新月前後に釣りに行くことはおすすめできます。ですが、満月の場合は、夜にエサを食べるため、ほとんどルアーを追うことは無いので、釣りに行くことは控えた方が良いでしょう。
また、バスが産卵する満月や新月の2日以上前であれば、エサをどか食いすることがあるのでそのタイミングを狙うことも大切です。
あるいは、完全に産卵が終えたとされる5月の20日以降。ここから体力を回復させるために、どか食いが始まります。
春のバスは満月と新月での産卵の影響が大きいということですね。
満月や新月になると一斉に産卵を開始する。産卵2日前からはエサを食べなくなることを覚えておこう!
春の野池の釣り方は?
春の野池は“意外と難しい”印象です。経験上6月になると一気に釣りやすくなるのですが、3月末とか4月の段階では産卵の時期でもあり、あまり簡単ではありません。
では、どのようにして攻略していけば良いのでしょうか?
2m以上の水深を狙う
春に野池の浅場を見てみるとオスのバスがベッドを作り、そこにじーっとしているのを見たことがあるかもしれませんが、正直このバスはあんまり釣れません。
産卵を控えている段階のバスは、あまり積極的にルアーに興味を示してくれないので、産卵にあまり関係のない深場に居るバスを狙うことが重要です。
岸から見える“見えバス”よりも、2mよりも深い水深をスピナーベイトの1/2 oz以上のものでゆっくりと巻きながら探るのが良いでしょう。
おすすめのスピナーベイトはこちらです。
それでもダメならシャッドテールワームのようなノーシンカーにしてスローに巻くことがおすすめ。(ノーシンカーはおもりをつけずに、針のみの仕掛けのことです。)
ちなみに私のおすすめのシャッドテールワームはこちら。
特に冬の寒さをひきずっているスローな動きのバスにはシャッドテールはおすすめです。使い方は簡単で、“ゆっくり沈めてゆっくり巻く”。
この釣り方が春には効きますよ(^ ^)
春はスピナーベイトやシャッドテールがおすすめ!
まとめ
今回の記事では春のバス釣り攻略法についてまとめました。
重要な点としては、
- 満月や新月の3日前を狙うこと
- 完全に産卵が終わった後からが釣りやすくなる
- 春の野池は、浅場のオスは狙わず、深場のやる気のあるバスを狙う
です。
この記事は私の実体験をもとにして書いていますが、どこのフィールドでもだいたい当てはまるのではないでしょうか?
私は野池が中心ですから、池によって産卵の早い池と遅い池がありますが、だいたい今回の記事で書いたように、3月末から6月末まで記事の内容通りの行動を取ります。
春はどんな行動基準でバスが動くのかを考えながら釣りをしてみてくださいね。
また最後に各季節ごとの野池のポイントを解説している記事を紹介しておきますね。
これで、ざっくりと野池はどこを攻めてたら良いかということが理解出来るようになりますよ(^ ^)それでは最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (4件)
ブログ主様
先日はアドバイスを戴き、ありがとうございました。
満月についての話、大変勉強になりました。
記事を拝読し、昨年の9月24日に群馬県のメジャーフィールドへ初めて行ったときのことを思い出しました。
その日は晴天ではありましたが、適度に風もあり、気温も暑過ぎず、そんなに悪いコンディションでは無かったと記憶しています。
しかしながら、広大な釣り場に押しかけていたアングラーの誰一人としてバスを釣り上げている様子が無く、口ぶりから繁く通い詰めているらしい人達も「今日は全然駄目だ」とすっかり諦めているご様子でした。
それは初めて釣りに来た私も例外ではなく、メバル用のワームでも使わなければ釣ることが難しいような1年生子バスが日陰で寛いでいる様を2,3尾見たのみで、当たりはおろか、全く魚の気配を感じることができませんでした。
先ほど当時の月の様子を見返してみると、翌日25日の晩は満月で、24日の前の晩も夜に空を雲が覆っていなければ、前日の夜もバスにとって明るい夜だったのではないかと思います。
メジャーフィールドでプレッシャーも高いところでしょうから、バス達も満月前後の時期は人の気配を避けて夜間に食事をしていたのかも、などと想像してしまいました。
今年のハイシーズンは、月の満ち欠けも視野に入れて再挑戦してみたいと思います。
ふくちょーさんへ
コメントありがとうございます。
やはり満月の影響は大きいと思いますね〜。
特に産卵を意識し始める3月後半から6月くらいにかけては、より一層満月や新月に合わせてバスが行動します。私が、バス釣りを始めた頃はあまり月の引力のことや潮回りのことは意識していなかったんですが、淡水であっても潮周りを意識することが重要なのだと最近気づきました。
やはり魚の動き始めというのは必ずあります。それは潮の動き始めとも関係してくるのだと考えています。
ここに関してはスマホのアプリで、潮順を調べられるアプリがあるので、釣りに行く日の潮周りは何かを調べて行くといいと思います。そこでどの潮が良いのかをチェックしていくと良いと思います。
満月の大潮回りや小潮は難しいので避けた方が良いと思います。小潮でも潮が動くタイミングにバッチり合えば食ったりしますけどね。この辺に関しては私も日々やっていますが、是非ふくちょーさんも検証してみてください。
それにしても釣りって奥が深いですよね(^ ^) なぜ釣れたのかをしっかり考えながら自分なりに検証していくことが大切なのだと思いますよ。
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